- 名前
- せつな
- 性別
- ♀
- 年齢
- 30歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 大人の恋愛に大切な事:すべてを知ろうとしないこと。内面だけはキチンとわかること。対等...
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ベイビー
2024年04月28日 17:40
結構前の話。
あるSNSのあるアーティストコミュニティで1人の女性と出会いました。
彼女と私は意気投合。かなり仲良しに。
毎日メッセージを繰り返して何でも話せる仲になった私と彼女。
ある日彼女は私に意外な告白をして来ました。
「私AVの会社に勤めてるんだよね」「えっ、女優さんなの???」「違うの!製作スタッフの雑用みたいなもんかな?」「すごーい!女性もスタッフさんでいるんだね!」「思うよりたくさんいるよ!私は何でも屋だけどね」「そうなんだねー!」
彼女にとって私の反応は意外だったらしく、「嫌われるかと思って言い出しにくかったのに、普通に受け止めてくれたのが嬉しかった」と言われ、私もなんか嬉しかったのをおぼえています。
ある日のこと。彼女がなんか明るい様子でメッセージをくれました。
「私、監督するかも知れない!」
いくらAVと言えど、凄いことです!大抜擢です。
そして、彼女の夢が叶うチャンスでもありました。
「おめでとう!現場での努力の賜物だね!いい作品作れるように頑張って!」「うん!私女性にも見てもらえるような作品を作りたいの。イケメン男優で女性を引っ張るんじゃなくて、女優のエロさで女性を惹きつけたいんだよね!」
夢を語る彼女はたとえ会ったことがない人でも、キラキラしていました。
「うちの師匠の作品のサンプルがネットにあるから見て欲しい」と言われ、URLをクリックしました。
ハード。快楽責めのオンパレードです。
不思議なことにあんまり男優さん、下半身の仕事がない。ひたすらすごい玩具で責める、責める、責める!
それが一筋縄ではないんです。
独自開発の玩具とは呼べないような器具。とにかくすごい責めに女優が壊れていくのです。
ヒェーです。
ひたすらに女性の快感を突き詰めるのがコンセプトのメーカーさんらしく、快感通り越して痛そう...まであり、若干引いてしまいました。
後日。「見たよ、すごいね」「ありがとう」「監督出来そう?」彼女は「なかなか決まらないんだ」と言いました。文字が寂しげでした。企画がなかなか通らないと言います。
多分あの方向性が会社のコンセプトであるならば、彼女が考える企画は通りそうにはないよなぁと思いました。
話題を変えて作品のことを話しました。
あの道具のセッティングをしたとか黒子の中にいたとか本当に裏方さんで頑張っている彼女の仕事ぶりが垣間見れます。
その後、彼女と「監督をする話」はしなくなってしまいました。
その間にも新作はどんどん出ます。新しい責め方、ポルチオ開発、アナ○開発、ドリル、まぁすごい。
女優が絶叫し、汗と潮が吹き出して、白目むいて失神します。
単純に体に悪そうです。てか、拷問です。
女優自体が好きでやっているようには見えないし、もう気持ちいいは通り越してるのは明白でSMのプレイにも行き過ぎです。
「あれは、大丈夫なわけ?」「わからないけど、契約でOK出してる以上、こっちはやりたいように出来ちゃうから。危ないと思ってもスタッフは何にも口出し出来ないんだよね...」少し闇を感じました。
女優を変えて同じようなシリーズがかなり作られています。人気があるんでしょう。
正直あのシリーズを見たS傾向にある男性がM傾向の女性みんながあれで喜ぶと思われては大変だとも思いました。
(私は全然Mではないけど)
でも作り手にそんなこと言っても仕方ない事です。
売れてるのは事実だし、ビジネスなんですから...。
しばらくすると彼女は突然会社を辞めました。
監督作品は幻に終わりました。
仕事を辞めて、退職金でスナックのママになりました。
その頃くらいから、だんだん連絡を取らなくなり、すっかり途絶えてしまいました。
今でもどこかでお店続けてるんでしょうか。
消息すらわかりません。
彼女の見て来たものや環境は私の想像をはるかに越えるものだったに違いありません。
それでなくとも男社会ですからさぞかし大変だったことでしょう。言葉尻でしかわからなかったけど。
でも、
彼女に作品を撮らせてあげたかったな。
その作品が見たかったな。
内容は...ひみつです。
たまにそんな事を思い出します。
このウラログへのコメント
今のSMAVって、相手の女性のこと考えずに、ただやりたいことやって楽しんでるだけだよね
SMって、お互いの信頼関係の上に成り立つものでしょ、それに男の美学があったよね
今のAVは、ただの暴力だからさ
初めまして。
このようなSを超えた虐待気味のAVは好みではありませんが、このような世界もあるんですね。
夢を実現するのに己を捨てるのか?難しい選択ですが。自分なら?彼女の選択は正しいと思います。
> かず3833さん
そうなんですよ。暴力と嗜好を履き違えるなと言いたいです。演技を鵜呑みにしてしまう人がいないとも限らず、Mはこれが好きなんだなとか思われてはたまりませんよね。
> Yanyanさん
コメントありがとうございます((*´∀`))
私もと言うかあまり好む人はいないジャンルかと思います。人の嗜好は様々だけど、あれは見てて辛かったです。
女性目線のAV、見たかったですね
AVを観るのは男性が多いので
ビジネスを考えたら難しいのでしょうね
女性AVってホント難しいと思うんですよ。
でも女性用風俗な認知されつつある今、AVも認知される可能性もありますよね。
AVはファンタジーだと思えるようになってから、AVを見て「ひぇー!」と思うことが多くなりました(笑)
ファンタジーのためにそこまで身体張るの!?みたいな、、、気持ちいいのが1番だと思う今日この頃です
そのメーカーさん、かなり過激な作品を作り続けている会社さんですよね( ̄▽ ̄;;)
途中から、何が楽しいのか分からなくなっていったんですよね。。。
AVはファンタジー、を最も体現してる会社さんかも。
> 空海さん
レスしたのに、タグとれてたからもう一度。
女性AVってホント難しいと思うんですよ。
でも女性用風俗な認知されつつある今、AVも認知される可能性もありますよね。ホント見たかったです。
> 流星さん
もう何がやりたいんだかわからないのもありますよね(´_`;)
> ふらふらさん
人間の限界に挑戦!みたいな感じですよ。
人間じゃないか。女の限界っつーか。
目をキラキラ輝かせて夢を語り、裏方の仕事をがんばっていた彼女が、企画が通らず、夢が叶わず会社を辞めていく。何だか切ないですね。
「彼女に作品を撮らせてあげたかったな。その作品が見たかったな」同感です。
> ひかりさん
考え抜いてでの辞め方ですから、仕方がありません。
頑張っても夢が必ず叶うわけではないし、切り替えも必要と言うことも学ばせてもらいました。
また別の道で輝いてくれたらと思っています。
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