中イキや絶頂に激しさはいらない

AVで得た間違った知識で、
「女性をイカせよう」
と意気込んでエッチしていた過去を猛省し、
愛撫の仕方を完全に変えたことは何度か書いてきた。

女性の身体について学術書や論文でちゃんと勉強して、
女性の快感やホントの絶頂(中イキに限らない)だけを意識するようにした。もう随分前の話。

そうするようになってからというもの

こんなイキ方したことないとか、
気持ち良さしかなかったとか、
腰が砕けて動けないとか、

とても嬉しい感想を貰えるようになって、
エッチの時の「女性をイカせるぞ」という激しさや必死感がなくなった。

「あー、エッチでの激しさって基本的に不要なものだったんだな」

そう気づいてから、静かで穏やかな愛撫に磨きがかかったように思う。

日本庭園にある「ししおどし」と「かけひ」の関係かも知れないなと思ったものだ。

「かけひ」から静かに注がれる水は、
「ししおどし」に少しずつ少しずつ満たされていく...

水が一定の量を超えると
「ししおどし」はゆっくりと動きはじめ、
それでも「かけひ」から注がれ続ける水にたえきれず
「ししおどし」は、グルンッと振り切ってしまう...

静かな愛撫で女性に少しずつ注がれる快感が、
ある線を超えると女性を絶頂へと誘(いざな)いはじめ、
それでも注がれ続ける愛撫の快感がイクという状態に至らしめる

ガシマンして激しさで勝負するような、
愛情のないイカせかたとは全く違う世界がそこにはある

昔、自分が激しく愛撫してた頃にお相手した女性(本当にお詫びしかない)のイキ方やイッた後のことを思い返すと
愛撫の仕方を変えてからお相手した女性のイキ方のほうがはるかに激しく、イッた後の脱力感も全然違うと感じる

愛撫の激しさは、女性の絶頂度合いと反比例するのだろう

イカせるんじゃなくイッてしまうもの
静かで穏やかな愛撫で激しくイク

女性の絶頂の真髄はそこにあると思う