07：オモチャのはなし その２

おもちゃのはなし その２です。

20歳くらいだったでしょうか。
携帯で色々出来るようになってきて、
（世代がばれちゃう。）
とあるサイトで、
初めてのオモチャを買いました。

一般的なローターです。
透明なピンクのローターと、
同じくブルーのローター。
あとは大小２個が繋がっている
ローターです。
ローターばっか。
さすがに処女で
バイブを買う勇気はなかった。
ちなみに普通のを２個買ったのは、
送料を無料にするためです。

届いたその日は、
わぁーこれがローターかぁー
とわくわくしたのを覚えています。

普通のローターは、
まぁ電動歯ブラシと同じようなものでした。
想像通り。
強弱がつけられたけど、
あまり強にすることはありませんでした。

２個繋がっている方は、
長い方を中に入れ、短い方をクリに当てる
というのが正しい使い方だと思うのですが。
なんせ処女で、
まだ中の気持ちよさを知らなかったので、
挿入してもキツイし、
うーん？よくわからん
といった感じでした。

そのうえ、２個一気に動かすと
結構音がうるさくて、
こちらはあまり
使うことはありませんでした。

まぁ今でも、
あんなにツルッとしたものを
中に入れただけではそんなに
気持ちいいとは感じないと思います。
あぁ中で振動してるなぁぐらいの感じで。

中に入れるなら、
奥なりＧスポットなりをもっと強く
刺激してほしいと思うのよね。
ローターじゃ
激しく出し入れもできないし、
指みたいに曲がるわけでもないし。

だからよくＡＶで、
遠隔操作できる飛び道具を街中で使って
ＯＦＦ⇒ＯＮ
女の子『あぁんッ……(道端でくねくね)』
みたいなのがあるけど、
あれは嘘だと思う。
いきなり動き出したら、
びっくりするとは思うけど。

それともすごく敏感で感じやすい人なら
そうなってしまうのでしょうか。
だとしたら羨ましい限りです。

当時住んでいたアパートは、
ゴミ捨て場が敷地内にありました。
このローターを中に入れたまま
ゴミ捨てに行ってみようかな〜
と思って、やったことがあります。
性欲を持て余した女子大生の遊びです。
暇か。

ローターを中に入れて、
スボンを履いて。
スイッチ部分はズボンのポケットに入れました。
コードを隠すために、
大きめのパーカーを着ました。
慎重です。

部屋を出て、３階から１階まで降りて。
ゴミを捨てるまでの間、
ローターのスイッチは入れっぱなしです。

もしこれがエロ漫画なら
階段を1段降りるたび、
『はァん…ッ……』
と、涙目で感じまくって、
ゴミ捨て場に着く頃には
ズボンまでびしょびしょに
濡らしているのでしょう。

近所の男性に見つかったところで
『アッー…！』
と、絶頂を迎えるのです。
主人公が若い女性なら変態オヤジ、
人妻ならご近所のエリートサラリーマン
でしょうか。
もちろんその後はセクロスです。

妄想は膨らむばかりですが
実際のところは残念なことに、
特別気持ちいいわけでも
興奮するわけでもなく、
ただただ異物を入れながら歩いた
という感じでした。
露出とか、人に見られて興奮するとか
そういった性癖は私には無いのだと
改めて実感しました。

その辺でゴミ出しや
買い物をしている女性が、
実はローターを忍ばせているとしたら、
男の人は興奮するのかね？
それも特殊か。

えーと……
話がそれましたがこんな感じで
わたしはもっぱらクリ派で、
中の気持ちよさを知るまでに
ここから３年くらいかかりました。

知ってからのオモチャ遍歴については
また後日お話ししようと思います。



ではでは。