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趣味は読書、芥川のこと

2020年09月11日 00:29

小学生の、まだ6年生にはなっていなかったと思うが、少年少女日本文学全集のようなものがあり、杜子春、鼻、芋粥羅生門蜘蛛の糸などの入った巻を買ってもらった。
教育テレビで「新・八犬伝」をやっていた頃だから、小学5年生だろう。
なぜそんなに憶えているかといえば、八犬伝の中に羅生門が出て来て、それを憶えていて、羅生門の入った本を買ってもらったからである。
今でも、芥川龍之介は読まれ続けているのだろうが、まず名前がかっこいいと思った。
そして、理知派と言われるような、知的なものが、幼い僕などにも感じられ、文学の代表のように思ったものである。
横溝正史ブームの後、文庫といえば、僕は角川主体で、旧版の角川文庫芥川龍之介の作品集を結構読んだ。
季節は憶えていないが、高校一年の時、父が倒れて、救急車で運ばれ、その病院に駆けつけた帰りに、最寄り駅の書店で、芥川の「河童・玄鶴山房」の角川文庫を買って、家で読んだ。
今では、手元にその本は無いし、内容もほとんど忘れたが、読んでいた時の雰囲気は何となく思い出せる。
あの頃は、確かに未熟ではあったが、それだけ無垢な感覚で本に向かっていた。
紙背や行間を読むなどということもなく、書かれた通りに読んでいた。
もう一度、あのように、本を読んでみたい。

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