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趣味は読書、再読

2020年04月15日 00:36

大藪春彦の「野獣死すべし」を知っている人は、もう少ないのだろう。
僕はパーマサングラス姿の松田優作のアップ写真が表紙になった角川文庫版を持っていたが、失くしてしまい、数年前光文社文庫版を手に入れた。
大藪春彦は主に20代の頃夢中になり、角川や徳間の文庫本を結構読んだ。
この光文社文庫版には、「野獣死すべし渡米篇」というパロディが入っていて、これだけは未読だ。
ずっと硬い本ばかり続いたので、少し気分転換したくて、収録されている「野獣死すべし」「野獣死すべし復讐篇」「野獣死すべし渡米篇」と順番に読むことにしたのだ。
まだ、30ページほどしか読んでいないが、冒頭最初の殺人を犯す場面で、盗んだ乗用車で待機する伊達邦彦が車の床に吸っていたタバコを投げ捨てて踏み潰すシーンがある。その後、最初の殺人を終えて、背広のネームを切り取ったり、空薬莢を回収して証拠隠滅を図るのに、タバコの吸殻だけは回収しない。
時代が違うし、当時はタバコを捨てるのが格好良かったのかもしれないが、今日読んでみて、タバコの吸殻は重要な証拠になると思ってしまった。
科捜研の女」の見過ぎだろうか。
昔は、気づかなかった事である。
当時は、もちろんDNA検査など無かったから、これでも良いが現代からみるとやはり気になる。
まだまだ、読み進めば、昔と違った印象が出て来るのだろう。
それは、どちらもその時々の僕の感じた本当のことであり、どちらが正しいとか深いとかの問題ではないのである。

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