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セックスドラッグ

2020年02月16日 15:08

初めて即イキを経験した雪乃に興奮した彼は、いつになく激しく雪乃を求めた。
最近は体位を変えることもないまま終わることも多くなっていたが、何度も体を入れ替えながら犯すように求めてくる彼に、雪乃は「逝く」ということがどういうものか、ようやく理解出来たと感じていた。
 突然積極的になり、今までになく感じる雪乃をもちろん彼は訝しく感じ、何があったのか尋ねてきた。浮気を疑っているのだと雪乃は気づいて、平静を装いながら必死で打ち消した。
彼のことも、彼とするセックスも好きなこと。前回セックスが無くて不満だったこと。
勇気を出して自分から求めてみたら、解放されたような感覚で自分でも驚くほど感じたこと。
これまでに無かった程、激しく求めてくる彼に強い悦びを感じたこと。
 もちろん雪乃には理由ははっきり分かっていたが、彼に言ったことはどれも嘘ではない。
ただ、マッサージのことを彼に言うのは何となく憚られた。
 次の週も、どちらから言うともなく彼の家に行くことになった。
マッサージは気恥ずかしくて、あれから行っていない。
彼と会う前にマッサージに行くことも考えたが、あえて行かないまま彼の家に向かった。
この前の雪乃の告白に反省したのか、食事が終わってほどなく彼の方からさりげない雰囲気で誘われ、雪乃も素直にそれに応じる。
激しく雪乃を求め続ける彼に対して悦びは感じるのだが、雪乃が予想した通りこの前のような激しい感じ方は得られなかった。
彼に不審がられないよう、この前同様に感じているふりをしてその日のセックスは終わったが、雪乃は大きく不満を感じていた。
 セックスドラッグというのはこういう感覚なのかな、とふと思う。
次のデートの時、雪乃は思い切って久しぶりの予約を入れた。
「お久しぶりです。お忙しくされていたんですか?」
 いつもの穏やかな笑顔マッサージ師が話してくる。
あまりにも普段と変わらない態度に、前回の感覚が勘違いだったのかと思ってしまう程だ。
「すみません、なかなか来れなくて」
「実は、前回来られた時にいつもと少し違うマッサージをさせていただいたのでそれが合わなかったのかと心配していました」
 あの事だ。
さらりと言われて、雪乃も覚悟を決める。
「いえ、この前のがすごく良かったので、今回も同じのでお願いします」
「わかりました。じゃあ、今日はそれ中心でさせていただきますね。少し時間長くなっても大丈夫ですか?あ、お試しなんで延長分はサービスします」
 彼には家に着く時間をはっきり伝えていないので大丈夫だ。
「はい、30分くらいなら大丈夫です」
「ちょっと間空いてるんで、解しもいつも通りにしておいた方がいいですから」
 肩から足先、腰まで解すところはこれまでと全く同じだった。
腰まわりをゆっくりと緩めていくようなタッチから、腰椎を指先でピンポイントで刺激することに時間をかける。
お尻の下の方から親指で鼠蹊部に近い内腿を刺激されたのは初めてだった。
前回より、明らかに昂ぶるものは強くなっていた。
思わず声が出ないように我慢して、マッサージを終えた。
 雪乃が予想した通り、彼とのセックスは前回のマッサージ後のものよりもさらに深い悦びに溢れるものになった。

続きます。

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