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タイで頻発する局部切り取り事件

2015年01月26日 06:35

タイ人女性の"嫉妬深さ"も世界的に有名だ。そして逆上した妻が、夫の局部を切り取ってしまうという、まさに「阿部定事件」(昭和11年、当時32歳の阿部定愛人を絞殺し、一物を切り取って逃げた猟奇殺人事件)のようなケースが年に数回は新聞紙上を賑わす。

 さて、「阿部定事件」に喩えたものの、タイ人女性が逆上する場合は、夫を殺すまでには至らず、一物をナイフでカットして満足することがほとんどだ。

事例1 2007年、38歳の女性が自宅に帰ったところ、夫が別の女性と寝ていた。女は驚いて逃げたが、夫は泥酔しており、カッとなった妻はカッターナイフで夫の局部を切断、ビニール袋に入れて近くの運河に投げ捨てた。

事例2 2009年、女友達が多かった31歳の男性が、そのことで妻から浮気を疑われた。口論の末に、夫は妻に局部を切断され、バンコク郊外の病院に搬送された。この日、同病院には妻に局部を切断された別の男性も運び込まれていたというから、タイでこの類の事件がいかに多いかが分かるだろう。

事例3 2010年、タイ北部ペッチャブーン県に暮らしていたワナラット被告(54)は、夫・シュレウィシュさん(40)の酒と女好きに立腹、睡眠薬を混ぜた飲み物で意識を失わせた上、局部をナイフで切り取った。その後、ワナラット被告は局部をどこかへ廃棄したとみられる。

 このようにタイ版「阿部定事件」の多くは、夫の浮気が原因となっている。実際、タイの男性は9割方が浮気するといわれるほどだ。
 
 タイ版「阿部定事件」では、夫から切り取った一物を、妻は真っ先に捨ててしまうケースが多い。「アヒルに食わせる」まではしなくとも、何かしらの手段によって、局部が見つからないように処分される。それはなぜかというと、局部の「再生」を恐れているからだ。

 タイでは、性転換手術や男女産み分けなど、ある一面において極めて医学が進歩している。
これらを目的として、タイにやって来る外国人も多い。そして、男性器の再生技術もその一つだ。タイでは男性器の切断事件が絶えないため、その接合復元手術が世界屈指と言われるまでに発達したのだ。2013年には、夫婦喧嘩などで性器が切断された男性のための治療法開発したタイの医療スタッフが「イグ・ノーベル賞」を受賞している。


結婚したら浮気はしてはいけませんね(笑)

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