SxE

「SxE」　＝　Straight Edge

ストレート・エッジ　略称が「SxE」
近年新しく出てきた概念のひとつです。


DON'TSMOKE, DON'T DRINK, DON'T FUCK
タバコ・ドラッグをしない、酒を飲まない､快楽のためのSEXをしない


ストレート・エッジは、反社会・反体制でありつつ「飲酒」「喫煙」「乱交」「麻薬」は否定するという考えです。

NYのハードコアバンドMinor Threatの曲『Straight Edge』というのもあります。
これが出典という意見もあります。
たしかにストレート・エッジってタイトルだからわかりやすいけど、本当かどうかは不明。


Wikiによると、それまでのロックの価値観であった「セックス、ドラッグ、ロックンロール」という享楽的な生き方に対するアンチテーゼと捉えられています。

意外といますね。

反抗的だけど、ストイックな人。
飲みに誘っても来ない。
世の中を馬鹿にしつつ、倹約家。
酒もタバコも女遊びもしない。

昔なら「遊びを教えてやる」と誘えばついていって、遊びを覚えちゃうものですが、近年のストレート・エッジな人は自ら好んで遊びません。
浪費や消費を嫌がります。
上の世代に対する反発ですからね。

「小物っぽい」「生きてて楽しいの？」などと挑発されても、自分の価値観としてちゃんと、ストレート・エッジが確立されているので、上の世代からの発言は全く意に介しません。
鼻で笑い飛ばします。

嫌々酒を飲んだ人たちにとっては、こういう時代が来るというのは妬ましいことかもしれませんね。

ストレート・エッジ発祥の80年代終わり頃とちょっとニュアンスは違っています。

未成年のミュージシャンたちが、演奏の仕事に行ったところ、ライブハウスに出入り出来なかったため、未成年で酒やタバコをやらない印として手に「X」のマークをつけたエピソードを曲にしました。
それから、酒タバコをやらない未成年者が大人の店に入るために、手にマークをつけるようになりました。
そして、未成年でなくても酒タバコをやらない人たちが、ストレート・エッジの表明をするようになったのです。

社会評論家たちはストレート・エッジに対して批判的です。
「抑制主義」「ライフスタイルの押し付け」「宗教」などと言います。
保守的な人にも反発されているわけです。

企業に雇われ、消費を促進する側の評論家が批判するのは当然ですね。
ここ笑うところですよ。笑うところはここしかありませんよ。

実際、ストレート・エッジの人が酒を飲む人を批判してトラブルになるケースが紹介され、ストレート・エッジを否定しようという風潮もあって、本場は大変そうですｗ
酒が好きなファンの人がストレート・エッジのミュージシャンのＴシャツが欲しいと思っても、それで酒を飲むと、意味をわかってない勘違いちゃんみたいで嫌だとか。
他にも「菜食主義」や「病気のときに医薬品を使わない」というストレート・エッジもあるようです。


「自由」は好きだけど「不摂生」を望んでいるわけじゃない。
若い人はバカをやるって言うからって、必ずバカをする必要はない。
だらしない大人、視野の狭い上の世代に対する子供たちの決別表明とも言えます。

現実の実社会ではこういう尖った生き方というのは難しいです。
そんなおれでも憧れる気持ちもありますね。


オチが思いつかなくて、この話は長く死蔵されたままでしたが、最近開発した落語オチで落としてみます。


ストレート・エッジの禁欲的な生き方　とかけまして、アクセサリー　と解きます
そのこころは
そうしょくです


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