- 名前
- たろろ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 51歳
- 住所
- 青森
- 自己紹介
- なんとなく寂しいとき… 心の隙間を感じてしまうときはありませんか? そういう心の隙間...
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クリスマスイブの思い出
2010年12月28日 09:21
彼女はミルクティーが好きだった。
濃い目の紅茶とミルクが1:1の比率
彼女のカップには、お砂糖をスプーン2杯
「できたよー」
彼女は、いつも本当においしそうに飲んだ。
僕のカップに、まだの残っているのを見つけると、
「いただきー」
いつも略奪される。
まるで子猫のようだった。
そして、そんな彼女を愛しく思っていた。
ちょうどクリスマスイブの日
二人で食事をする約束をしていた。
急ぎの仕事が入り、約束の時間よりも
一時間遅れて、待ち合わせの場所についたが、
彼女はいなかった。
メールで遅れることは伝えていたけど、
返信もなく、電話をしてもつながらなかった。
怒らせてしまったのかと思いながら、
彼女へのプレゼントを抱えながら
待ち合わせ場所で待っていた。
9時も過ぎたころ、携帯へ彼女からの着信。
「警察ですが…」
彼女は、待ち合わせの場所に向かう途中
雪道でスリップしたトラックにはねられ、
意識不明の重態で救急病院へ搬送されたが、
ついさっき、息を引き取ったとのことだった。
身元がわからず、
彼女の携帯の着信履歴から
警察が僕に電話をかけてきたとのことだった。
あれから10回目のクリスマスイブが過ぎた。
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