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2006年07月04日 03:10

 
ありのままの自分や世の中を受け入れられない、
価値を見出せない人達に対して、資本主義社会は、
容赦の無い現実~『常識』~を投げつける。
 
 
愛情?優しさ?思いやり?意味?そんな事より金を稼いで自立しろ。
言い訳してないで自分の人生を生きろ。
頭で考えてばかりいないで行動しろ。
金を稼がないでぐぅたらしてどうする。
人の役に立たないでどうする。
 
 
そういうメッセージを社会通念自体が、正論として放っている。
 
 
 
だがしかし
現代社会の通念~『常識』~なんて、
人間の本来の性質から考えれば非常識もいいところなのだ。
「正しい世の中」など無いが、少なくとも適切かどうかで言えば、
今の世の中が適切なはずがない。
適切であれば、こんなに苦しいわけがない。
苦しんでる人がいてもそれが適切なのだとしたら、
適切というのは成功者金持ちの為だけの適切ということだ。
 
そんな偏った常識の中にいて、我々はどう生きればいいのか?
それは私も分からない。分からないが、
まずは、世の中の常識が正しくなんて無いことを知ってほしい。
 
 
W杯で戦う選手達は美しかったですね。でも、
本当に子供に夢を与えていますか?
与えたとして、その事に本当に意味があるのですか?
スポーツは何のためにあるのですか?
他国と敵対して乱闘するためですか?
動物的な闘争本能を平和に満たすためではないのですか?
勝ち負けを教えること、自国の勝利を喜ぶことはそんなに大事ですか?
負けたら国中がガッカリして、それで終わりですか?
その事から子供は何を学び取ればいいのですか?
他にもっとお金を使う場所はありませんか?
世界の常識は本当に適切なのですか?
適切だとしたらナゼ今も世界中が不幸なのですか?
 
 
 
かつて明治の世を作った人々は、
吉田松蔭という一人の狂人の下に集った人々だった。
 
 
吉田ロシア船に無断で乗り込もうとしたり、老中暗殺を謀ったりと、
とんでもない事を次々しでかして、結局斬首されてしまった。
吉田の常識は当時(幕末)の世の常識とはかけ離れていたし、
彼の教え子である高杉晋作伊藤博文も、外国への密入国を繰り返す、
言ってみれば犯罪者の集団だった。
彼に影響を受けた勝海舟坂本龍馬も、当時の人が考え付かない事をやった。
眉をひそめられるような事もしたし、だからこそ暗殺される人も多かった。
木戸孝允久坂玄瑞山県有朋前原一誠、みんなそうだ。
が、結局その犯罪者めいた、とんでもない奴らが明治を作った。
 
 
今の日本、そして世界は、幕末の日本と同じだ。
平和な人々は平和ボケし、金持ちは金を拠り所にし、
苦しい人々は苦しい現状が変わることは無いと諦めている。
そして、今の世の中が世界の最終的な形だと思い込んでいる。
 
 
チガウ。世の中はもっと変わっていく余地がある。
松下村塾に集った人々のように、世の中から眉をひそめられる、
貴方や私のような困った奴らにこそ、変える資質があるのだ。
世の中の常識になんて騙されるな。耳を貸すな。
人を幸せにしない常識なんかに負けるな。
私は貴方達のようにしんどい思いをして、
たくさん物を考えてきた人が好きだし、
自分自身も今の常識の中では生きづらい人間の一人なのだ。
 
 
貴方達の生きてきた道が間違いなどではない事を知ってほしい。
人一倍しんどい思いをして、それでも生きてきてくれた事に感謝したい。
そして、貴方達にしか出来ない何かがある事を悟ってほしい。
それがどのような分野であれ、必ず貴方を必要としている世界があるのだ。
新たな維新を起こすのは、貴方や私のような「不良品」であり、
我々は壊れたままでこそ世の中を変えることができる。
修理など、必要ないのです。
 

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