- 名前
- TULI TULA
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 強がりの甘えたがり、泣き虫の淋しがりやです。人見知り。京都で生まれの京都っ子。今は東...
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五花街
2006年03月29日 23:47
表で京都に触れたので、ちょっとウラでも京都話。せっかくなのでここからは京都弁で(笑)
京都には「五花街」と呼ばれる所があります。
花街いうんは舞妓さんや芸子さんが居はるとこです。京都の人でもそんなにしょっちゅうしょっちゅう行く所やありません。花街で1番有名なんは祇園甲部。後は先斗町(ポントチョウと読みます)宮川町と上七軒と祇園東。この5つで五花街。この5つでは格式の高さが微妙に違うたりします。
そうそう。去年やったやろか。SAYURIいう映画がヒット?しましたね。チャン・ツィイーが出てはったやつ。あれは結構昔の花柳の話でした。見はりました?
昔は「水揚げ」○千万円!とか言われてましたけど、最近ではそんなことはありません。水揚げいうんは舞妓さんが始めて旦那さん(パトロン、スポンサー)をもつことを言うんですけど、昔は舞妓さんは処女やないとあかんかったそうです。舞妓さんが水揚げの儀で、旦那さんと体の関係を持つ→芸子さんになるいう図式ができてたそうですけど、最近では舞妓=娼婦いうんやないし、舞妓さんが必ず処女やいうこともあらへんし…。旦那さんになるのんも大変やと聞きます。お金も必要やし、その人の人柄も女将さん(お母さん)の厳しい目でチェックされるそうですよ。今もこの水揚げという儀式が行われているかどうかは?です。花街の内部事情は極秘やそうなので…
京都の茶屋(お座敷を貸してくれる所)で舞妓さんとお座敷遊びをするんはそんなに簡単なことではありません。確か、舞妓さん1人呼ぶんに5万円くらいやったと思います。しかも、お茶屋さんは一見さんお断りです。一見さんは誰か馴染みの人の紹介がないと茶屋に出入りすることはできひんのです。言うてみたら完全会員制みたいなもんです馴染みの人がいはらへん場合、紹介所のようなところもありますけど、紹介料が2万円くらいかかると聞いたことがあります。
しかも!お茶屋さんは基本的にお座敷だけですから、お料理を頼まはる場合には別にお食事代もかかります。仕出し屋という所にお料理を頼みます。で、結局合計で8万、9万くらいになるんかなあ。でも、最近はお料理屋さんに舞妓さんを呼んだりもできるそうです。お昼やと8300円やったかな。花見小路にある「かにかくに」というお店です。これやったらお手頃?
そんなこんなで、舞妓さんの世界はまだまだ一般人の私とは遠くかけ離れたもんです。中学の友達は中卒で舞妓の道に進みました。今はどうしているのやら…。立派な芸子さんになっているのか、はたまた結婚して廓を離れたのか…(結婚したら廓にはいられなくなるんですよ)今や連絡先もわからへんのですけどね。
京都に住んでいても知らない京のしきたりもぎょうさんあるもんです。今度、京都検定を受けてみよかな。
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