みどり-148

気が付いて、キョロキョロと周りを見ると
ベッドで彼に抱かれてた

「どれ位?」
「２０分程・・・交代しても大丈夫?」
「ええ、貴方も横に居て。　手を握っていて欲しい」
「そうするよ。　良いかい、愛なんて要らない
　只身体だけで感じて気持ちよくなれば良い。
　心はいらない」
「はい、心は貴方だけ」

ニッコリと笑った
・・・出来そう

「知佳、何か照れるな
　でもずっとお前を抱きたかったんだ
・・・いいかい?」
「いいわよ、あたしも透さんだったら抱いて欲しい
　でも愛してないの
　愛しているのは京介だけ
　それでも構わない?」
「俺だって愛しているのは雅恵だけだよ
　あいつに合わせてくれて有り難う
　美樹が連れて来てくれたんだと思う」

「そうよ。
　美樹がね、あたしにも透さんにしてあげてって言うの
　今天国で喜んでいるわ、凄く」
「美樹が怒ら無いかなー？　それが不安なんだ」
「ううん、望んでいるわ美樹。
　透さんが耐えているの見ていられなかったみたい」
「分かった」
「もうこんなにしてる
　雅恵から聞いているけれど、底なしなんだって?」
「そんな事ない
　でも昔から強い方だったかな」
「しゃぶっていい?」
「えっ?　してくれるの?」
「舐めたい
　・・・うわー、みんな入らない」

　　　　　　　・・・つづく