あなたは　何がしたいのですか

思い出に　縛られて

思い出を　振り返って

思い出の　物に　囲まれ

思い出の　亡霊に　取り付かれて


思い出の　中で

生きて　行くのですか


思い出は　何か　新しいものを

あなたに

与えてくれるのなら


思い出が　あなたに　新しい何かを

見つける

道しるべに　なるのなら


その　思い出を　大切に　心に　しまい

その　思い出と　ともに　生きて欲しい


ただ

その　思い出が　あなたの

足かせとなり

あなたが　身動きが取れず

その場に

立ち尽くさせるのなら

少しだけ　その　思い出を

置いて欲しい


しゃがみこんで

立ち上がれないとき

思いっきり

思い出を　抱きしめて　思いっきり

泣いて下さい


泣く事は　恥ずかしいことでは

ないのですから

涙と　一緒に　心の　おもりが　少し

軽く　なりますように