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「ゆるせない、逢いたい」レビュー☆

2022年06月07日 01:01

「ゆるせない、逢いたい」レビュー☆

吉倉あおい、柳楽優弥主演他。高校生木下はつ実(吉倉あおい)は、母と共に引っ越してきた新しい街で、古紙回収のために家の近所を回っていた野口隆太郎(柳楽優弥)と知り合い、恋に落ちる。だが誤解によるすれ違いが続き、ようやく再会した夜、隆太郎は感情をおさえきれずはつ実を襲ってしまう。やがて事件は明るみになり、加害者被害者の関係となったふたりは、互いに連絡をとることも会うことも許されない。心と体の葛藤を抱えるはつ実は、「ゆるせない」絶対的な気持ちと、ほんのわずかに残っている「逢いたい」気持ちの間で揺れ動く。そしてはつ実が下した、決断とは―。10代のみずみずしい恋愛模様センセーショナルテーマを織り込んだ鮮烈の青春ラブストーリー

10/10点!!公開当時、タイトルだけ見て「ああ、わかるな」と思ったもの観に行けなかった作品。人を許すことって物凄い精神力も体力も使うし、自分もボロボロになる行為だから、それをしようとする人はとても芯が強いし、尊い存在だと思います。十代だから若くて余力があるからというのもあるけど、それでも暗いトンネルを走り抜けようとする行為は誰もが出来ることではない。付き合っていたという男女の関係においては、どんなに憎みあって別れたとしても、ふとした瞬間に「ああ、これ好きだったな」とか「これ教えたいな」とか楽しかった時間がよみがえってしまう。特に自分で決断して進んだのではない道を走らされてると、当然、後ろを振り返りたくなる。だって、決断を急かされていて納得してないから。だから、ボロボロになってもいいから、悩んで迷って自分で決めるということは人生の重大な決断においてはとても大切なことです。でも、デートレイプとかDVとかって証拠は冷凍保存できる時代なのにすごい速度で決断を求められるし、自分がちゃんと傷つく時間さえ与えてもらえない。それはおかしいと感じています。証拠だけとって、あとは動き出したい時に動いてもいいじゃん。「どうして今頃になってきたんですか?切羽詰まってなかったからじゃないないの?」とか言わなくてもいいじゃん。てゆうか、言う権利のない立場の人間は言うなって思います、まじで。とてもコンパクトにまとまっているのに、とても苦しみも恋心も伝わってきて、対話のシーンでは涙が止まらなかったです。秀作!2013年公開。

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