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「トゥルーノース」レビュー☆

2021年12月09日 00:20

「トゥルーノース」レビュー☆

それでも、生きていく。絶望の淵で、人は「生きる意味」を見つけられるのか?1960年代の帰還事業で日本から北朝鮮移民した家族の物語。平壌で幸せに暮らすパク一家は、父の失踪後、家族全員が突如悪名高い政治強制収容所に送還されてしまう。苛酷な生存競争の中、主人公ヨハンは次第に純粋で優しい心を失い他者を欺く一方、母と妹は絶望の淵で「人は何故生きるのか」その意味を探求し始める。やがてヨハンの戦いは他の収監者を巻き込み、収容所内で小さな革命の狼煙が上がる。北朝鮮強制収容所。世界で最も過酷な場所で、希望を捨てずに生き抜こうとする者たち。在日コリアン4世の清水ハン栄治監督が10年の歳月をかけて作り上げ、世界の映画祭で絶賛された真実の物語。

10/10点!!観たかった作品。主人公は恐らく中流階級以上の家庭の子で、父や党の通訳をやっていたが、何も罪で収監されたのかわからないまま、父とは別の収容所に連行されてしまいます。刑務所とは違い、収容者住居にそれぞれ暮らし、強制労働をする毎日。この過程で嘆くしかない出来事が連発するのですが、実写で「アイゴー」といつもみたいに叫ばれるより、アニメの繊細な描写の方がストレートに心に響きました。欲を言えば、英語ではなく朝鮮語で観たかったです。英語を話している違和感に慣れるのに時間がかかりました。極限の中で人がどう変わってしまうか、変わらないでいることはできるのか、苦しみの中でも喜びを見つける人間の本能や美しさが詰まっている作品です。同時に、アニメだからここまで描けたという収容所の厳しい内情もてんこ盛りで、現在も変わらずに起きているであろうことが勉強になるし、ぜひ、お子さんと観ていただきたい、広めていただきたい作品です。2021年公開。

このデジログへのコメント

  • はらぺこ 2021年12月09日 06:10

    観たいです(*´ー`*)

  • ユリ 2021年12月12日 00:28

    > はらぺこさん
    劇場公開もされていたのでDVDにもなってると思います。ぜひ(^^)

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