男にも女子力が必要？

男にも女子力が必要だと、今でも考えていますが、
男が女になる必要はないし、そもそもなれないのです。


受肉した世界に、別箇であっても、ときには対になる男と女。


ときに、魅かれあったり、憎しみあったりする男と女。


根底には、男と女はわかり合えないものという
神の設計思想が盛り込まれているのです。


それゆに、男と女はわかり合おうとする
内なるジャーニーに出かけます。


本気になればなるほど、傷付きます。


そして、ある時、「わかり合える」という執着を手放します。


このジャーニーは無駄なことなのでしょうか。


否。


手放すことによって、男も女も財宝を持って帰ってきます。


辣腕リーダーの男は、強さだけでなく、しなやかさで人を動かす術を知ります。


青い鳥を外側に信じていた女は、青い鳥を育てる術を知ります。


「男も美肌でいたい」というのは、素敵だけど、数あるうちの
一つの女子力表現に過ぎません。


「女もトップセールスになる」というのは、素敵だけど、
数あるうちの一つの男子力表現に過ぎません。


男も女も、自分のコアに近づけるような形で
女子力、男子力を見出せばいいのです。


そして、私たちが、男と女の調和を期待するのは
賢明なことではありません。


調和とは宇宙の究極の美なのかもしれませんが
この世界は、調和への道程だからです。


行き過ぎた調和思想は、男とか女を超えて
個を抑圧します。


むしろ、男と女は摩擦や葛藤を享受するのがいいのです。


そういう意味で、男と女は闘争する存在なのかもしれません。


こういうわけで、

・男は男らしく
・女は女らしく

なのです。


愛してます。

白拍子