気持ちの整理

ふと気がつくと、いろいろなことを考えている。
昔の恋のことや、仕事が楽しくて仕方がなかった頃のことや、疲れ果ててしまった時のことや、今は亡き親父のことなど。
何の関連性もないようなことだけど、一旦思考がはじまると、こういったことがどんどん連鎖していって、ぐるぐると頭の中を駆けずり回る。

まるで脳内のシナプスが繋がっていくのが感じ取れるような感覚で、次から次へと展開される思い出。
こういうのを走馬灯って言うんじゃないのかと思い、死ぬんじゃないかとさえ思えてしまう。

以前はこんなことに思い巡らせながら、だんだんと自分の現状の不甲斐なさに凹んでいってしまうのだが、最近は何とか自分でブレーキをかけることを覚えた。

今でも体調が悪くて横になったりしていると、よくこんなふうになる。
過去を大事にするのは悪いことじゃない。
でも、過去にいつまでも囚われるのはあまり良いこととはいえない気がする。

今をゼロと考えて、後はまた１から積み上げていけるような毎日を過ごしていきたいと、こうやって気持ちを整理するたびに思う。
だからこうして今の気持ちを書くことは、決して無駄じゃないと思いたい。