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第七官界彷徨について

2011年07月09日 00:25

第七官界彷徨について

私はひとつ、人間の第七官にひびくような詩を書いてやりましょう。
~「第七官界彷徨」より~







 小野町子、つかみどころないこの少女の眼はどこか世界の中心からぶれていて、他の人達がまっすぐ歩く道を何故か脇にそれて微笑んでいる。そんな気がした。町子が第七官界に響く詩を書けたとしてもきっと彼女には分からない。やっぱり、うーん、と唸ってくずかごに投げ入れてしまうのだろう。そんな町子の姿が想像できる。クセっ毛に手を入れて溜め息を吐くんだ。自分が既に第七官界を彷徨っているともしらずに。
~Reviewfrom Mikako ~




 尾崎翠という作家、知っている人はいるでしょうか?太宰治より10歳年上です。でも、驚くほどその感覚は斬新で色々と読後感がまだ尾を引いている今日この頃です。
 尾崎翠は1896年に生まれ、35歳で第七官界彷徨を発表しました。彼女は一部から根強い評価をされたものの、彼女の名を多くの人が知るのは死後のことでした。宮沢賢治みたいだね。
 まだこの一冊しか読んでない私だけど、この著書、著者共に色々惹かれるところありで図書館等々漁っていこうかと思ってます(笑)

このデジログへのコメント

  • 2011年07月09日 03:08

    深い!深すぎる!汗

    何故、この文章を読めるだけの器量を持てたの??

  • 実花子 2011年07月12日 00:50

    > 遼さん

    でも理解しきれたわけではないので・・w
    何か面白い本があったら教えてね

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