夏場の電力不足

浜岡原発停止受け入れ以降

夏場の電力不足が再び取り沙汰されていますね

しかも今度は

東電・東北電力管内ばかりではなく

中部・関西・九州各電力会社管内へと波及

経済界のお偉方に至っては

「何故急に停止させるのか？」と猛抗議

これにより

日本経済界のお偉方の

知識レベルの低さが垣間見れました＾＾

「お里が知れる」の意味を身をもって体現してくれるとは

さすが経済界のトップ！

感謝いたします＿○／|＿


何故って？

「浜岡はヤバ系だから！」

に決まってます

浜岡のヤバさは日本の他の原発の比ではありません

その危険性は海外の原発関係者にも知られており

「世界一危険な原発」

の称号を得るに至っています

名誉な事です＾＾(o´･ω-)b ﾈｯ♪


「何故浜岡原発はヤバいのか？」

その理由の一つは

東海地震想定震源域の震央に

「浜岡原子力発電所」は立地しているから

しかもその原発立地地域の地質が・・・

相良層と呼ばれる地質なのですが

いわゆる

「泥岩」「軟岩」という

極めて脆い地質

手で砕ける柔らかさです

そこを整地しただけで原発関連建屋を建設してしまいました

中部電力は

「強固な岩盤まで掘り下げて建設した」

と言い続けているようですが

そんなことしたら原発は

海面下になってしまいますよ＾＾

脆い地盤に巨大地震

結果は火を見るより明らか

原発は構造的に完膚なきまでに破壊されてしまいます

「原発は頑丈に造られているのでは？」

確かにそれなりに頑丈には作られているようです

しかし

浜岡原発敷地内には

「断層」が存在しています

この断層

東海地震発生時には少なからず動くことが予想されます

いかに強固な構造物といえど

軟弱地盤上に立地し

目の前に断層

地盤そのものが崩壊しては

その地盤上に存在するいかなる構造物も無傷では済みません

はるか宮城沖の地震で

千葉県浦安地域に液状化現象が起きるのですから

軟弱地盤の至近距離で大地震が起こったらどうなるか・・・

新潟県中越地震では

「山」が崩壊しましたよね（山体崩壊）

あの地域も軟弱地盤でした

もちろん

浜岡原発周辺とは異なる地質ですけれど

同じく軟弱な地盤でした

阪神淡路大震災の発生した神戸周辺も軟弱な地盤で知られています

もうお分かりですよね

浜岡原発はここに立地してはいけなかったのです

その上

原子炉の炉心構造物の持つ

「固有振動数」が

想定される東海地震＋軟弱地盤の振動数に近似

炉心構造物が極めて激烈な振動に見舞われる事を

炉心設計を担当した技術者が告白しています（詳しくはググッてみ

て下さい）

浜岡原発が稼働中に東海地震に見舞われたら・・・

その被害は福島第一の比ではありません

風向きにより放射性物質の飛散状況は変化しますが

首都圏・近畿圏が居住不能になることも

絵空事ではなくなります

福島第一とは異なり

炉心そのものが地震動により破壊されてしまう事が予想されますから


今回の停止要請に至った経緯は今一つはっきりとはしませんが

結果的には正しい判断であると

私は思います

たとえ大衆迎合の結果であろうと

この判断に非はないと思います

防波堤の建設等の対策後に再稼働する可能性もありそうなのが気に

はなりますが

個人的には

冷温停止後に燃料棒を全て取り出し

安全な地域に移送

原発は東海地震発生後まで

「休止」にする事が妥当であろうと思います

地震後にもし稼働可能な状態であるならば

その時に再稼働すればよいのではないでしょうか？

東海地震はもう明日発生してもおかしくない状況です

時間に猶予はありません

「日本」の死刑が執行される前に

停止→休止に！

そして

我々はさらなる節電に取り組みましょう＾＾

今はそれしかありませんから


Ｐ・Ｓ　民主党のお粗末さばかりがクローズアップされていますが

　　　　原子力発電を強力に推進してきたのは

　　　　自民党・経産省・財界そして利権に群がる政治家や自治体

　　　　等です。そして、そんな状態を戦後民主党による政権交代

　　　　まで放置してきたのは我々有権者です

　　　　民主党を責めるだけで、自身の有権者としての落ち度への

　　　　自省なくしてはただの責任転嫁になってしまいます

　　　　今の電力状況はある意味自業自得・因果応報なのですから