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ゴッホとゴーギャン

2010年12月11日 02:40

ゴッホとゴーギャン

初めてゴッホの絵を見たのは、上野西洋美術館でした。
4枚のひまわりが揃っていて、その奔放さ、自由さに心打たれました。

それからしばらくしてひまわりの1枚を52億で日本が買ったと世界中の話題に。今新宿安田美術館で見ることができますが、残念ながら偽者だとの風評があり、確かに他のひまわりとはオーラが違います。
それはそれで描かれた絵そのものは他には二つとない作品なのですが・・・

アムステルダムゴッホ美術館の絵も、オーラを感じませんでした。もしかして偽者かもしれないと思いました。

ゴッホの作品には激しい情熱と、一気に書き上げたような、それでいて綿密な計算もあります。

アルルの寝室や黄色い椅子、家など、一見子供が書いたような絵なのですが、いかにその絵で描きたかったことが描けたか、弟宛の手紙に彼の情熱が溢れています。

彼は納得がいくまで何度も同じ題材を描いたり、自画像が有名、有名画家の模写も何度も繰り返し描いています。
初期のころはレンブラントダヴィンチを思わせるような写実的なタッチです。基本がしっかりできているのですね。

浮世絵にも感動し、美しい色使いを表現しています。
そして何枚も模写を残しています。

晩年カラスと糸杉の森の絵は、生命力を失ってしまったからなのか、見る影もなく寂しさと悲しみを感じます。


フランス引っ越しゴーギャンと共同生活を始めたころのゴッホは、喜びに溢れ、意気揚々と描いていたのに、耳切り事件などで
こんな狂人とは暮らせないとゴーギャンは逃げ出したそうですが、事実は知りません。耳きりと別れは事実です・・・

私が言えるのは、ゴッホと暮らした後のゴーギャンの作品は
それまでのおとなしい少し上手ないかにも印象派といった絵から、いきなりパワフルな画風に変わったと思いました。

人間は何処から来て何処へ・・・ゴーギャンテーマは彼の最大の作品でもあります。

油絵を実際に私も描くようになって、ゴッホゴーギャン、そしてセザンヌの偉大さと作品の素晴らしさを体感できるようになりました。


生に触れてこそ人は影響され磨かれるのでしょうね。

このデジログへのコメント

  • azamino 2010年12月12日 01:37

    > こと♪さん

    おっしゃる通りですね。学んでるときは基本に忠実に、自由なときは自由に、
    希望に燃えているときは明るく情熱的に、病気や欝のときは暗く・・・最後は恐らく絶望しピストル自殺でした。

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