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:「ヘブンズキッチン」

2010年11月22日 23:37

:「ヘブンズキッチン」ペンネーム:音黒天さん
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  ●エプロン姿の雪が…


  葵はキーボードを打ちながらチラリ時計を見た。時刻は午後7時。
(雪ちゃん、もう来てるだろうな…)
  今日は恋人の雪が泊まりに来る日だ。

  今日は定時であがり、雪が来たら一緒に夕飯を作って
  DVDを見ながらまったりして…。それから久しぶりの
  雪の唇や肌を堪能しようと思っていた。

  雪は7つ年下の20歳だ。経験が浅いのか、恥ずかしがりやなのか、
  ベッドの中では声を抑え、あまり反応は見せない。

  だから雪には内緒で、ちょっとエッチコスメまで
  買って楽しみにしていたのに…。

  ようやく仕事が終わり、急いで自宅に向かった。
  玄関を開けるといいにおいが漂っている。

  「お帰りなさい」
  可愛らしい声のするキッチンに入ると、エプロン姿の雪が笑顔で迎えてくれ
る。

  葵は上着を脱ぎ、ネクタイを緩めてソファーに座ろうと思ったが、
  雪の後ろ姿に目が釘付けになった。

  肩に掛かるサラサラの髪に細いウエスト
  キュッとあがったお尻スカートから覗く太ももに、思わず喉を鳴らした。

  「雪ちゃん…」
  「きゃ…」

  後ろからそっと細いウエストに手を回して抱きしめると、
  小さな悲鳴を上げて雪は鍋をかき回す手を止めた。


  ●我慢できない。代わりに雪ちゃんを食べていい?


  くすぐったそうに雪がクスクスと笑う。

  「待ってて、もうすぐ出来るから」
  「我慢できない。代わりに雪ちゃんを食べていい?」
  「ええ!」

  驚いて振り返る雪にかまわず、胸の膨らみを両掌で包み込み、
  その柔らかさを堪能する。

  「どうしても嫌?」
  「そうじゃ…ないけどっ…んっ」

  左手乳房を揉みしだきながら、右手で体の曲線を撫で下ろし
  スカートをたくし上げて下着の中に指を潜り込ませた。

  「ね、濡れてるよ?本当は雪も待てなかったんじゃないの?」
  「くぅ…ん…」

  まるで子犬のような喘ぎに背筋がゾクゾクする。
  葵はその場にしゃがみ込み、エプロンごとスカートをめくって
  下着を下ろすと、恥丘に口付けた。

  「い…や…だめ…恥ずか…しい…」

  顔を真っ赤にさせるのを見ながら、柔肉に口付け、
  舌先で割れ目を開くと女性独特の甘い匂いが鼻をつく。

  敏感な場所を何度も往復しながら、片手で用意していた
  ラブリュイールを指にとった。


  ●むさぼるようにひたすら雪を求めた

  「…入れて…葵ちゃんのを…頂戴…」
  「いいよ。ここもトロトロで食べごろだしね」

  そう言ってズボンの前を開き、自身を引きずり出すと
  雪の片足を抱いたままゆっくりと中へ入れた。

  「雪っ…」

  雪の体を抱きしめ、律動を速めた。
  あれだけ雪を喜ばせようと思っていたのに、むさぼるように
  ひたすら雪を求めた。

  快感に体が泡立ち、熱いものが込み上げてきた。

  うわ言のように何度も互いを呼びながら、最後は同時に絶頂を迎えた。

  「雪…」

  息を弾ませながら額や頬にキスを散らす。

  「好き…葵さん…」
  「俺も、雪が一番好きだよ」

  そう言って唇を重ね、繋がったまま互いの肌を感じあっていた。


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