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凄いね

2010年06月12日 16:11

凄いね

先月末で有効期限が切れて、ただの紙切れになったはずの日本航空株主優待券が、その後もネットオークションで1枚1000-4000円前後の高値が付いていることが分かった。一方、新規発行された全日空株主優待券は金券ショップで1万円前後と高々度を飛行中。夏の旅行シーズンを前に航空会社株主優待券は、いつになく使いにくい状況に陥っている。

 国内線運賃が半額となることから、客離れを防ぐ目的で一時は復活が検討された日航株主優待券。だが、前原誠司国土交通相が「ゾンビみたいな話。(更生計画は)100%減資を前提にしており、株主優待は考えられない」と発言したのをはじめ、世論の風当たりが強いことから、日航は今月3日に発行断念を正式発表した。

 「ゴールデンウイーク明けに、信用不安から日航優待券の店頭価格は一時、2000円台前半まで落ちた。しかし、その後の『お買い得報道』で値が上がった。有効期限直前でも4000円前後で売り抜けた店が多かったようだ。期限直前には1000円台で投げ売りされる例年とは大きな違い」(金券ショップ関係者)。優待券を購入した30代会社員は「有楽町東京)のJALプラザでは最終日の5月31日、発券希望者が100人待ちとなり、手に入れるのに1時間かかった」と、最後の人気を語る。

 ところが実は、それが“最後”ではなかったのだ。日航優待券は有効期限切れ後もゾンビのように高値を維持。ネットオークションでは今月初めに1枚4500円で複数落札されたのをはじめ、出品中の券も1枚1000-2000円で入札が入る人気となっている。

 経済アナリスト森永卓郎さんは期限切れ日航優待券について「高値が付いていて正直驚いた。最初は期限を間違えて落札したのかと思った」という。そのうえで森永氏は高値の理由について「航空ファンコレクターが飛びついているようです。鉄道ファンに比べると圧倒的に少ないが、航空ファンは一定数存在している。彼らは航空券や、気分が悪くなったときの防水袋まで集めている。日航へのノスタルジーもあって人気を集めているのだろうが、それほど需要はないので、しばらくすれば安値になると思います」と話す。つまり、今が最後の売り時というわけだ。

 一方、全日空は来年5月末まで有効の優待券を新たに発行し、金券ショップでは今月初めから流通し始めた。前出の金券ショップ関係者は「日航がなくなった分、需要が集中しているので仕入れ値自体が高い。例年、店頭価格は7000-8000円だが、今年は9500-1万1500円」といい、「しばらくは高止まりが続く」と予想する。

 この価格では、全日空が実施している事前予約の運賃割引制度旅割」のほうが安いケースが多いため、優待券の利用は限定的となりそうだ。

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