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酷い男

2010年06月11日 15:36

金沢大学病院血液内科に勤める小林容疑者は、東海大学医学部卒業。事件当時は、東京慈恵会医科大学病院で腫瘍血液内科医として働いていた。両親は開業医で、父は以前、やはり慈恵医大病院に勤めていた。

 被害者女性看護師で、慈恵医大病院の同僚だった。小林容疑者との交際が始まったのは08年。小林容疑者が同病院やアルバイト先の病院で宿直をする際、宿直室に通う女性の姿があった。

 やがて女性妊娠した。それを聞いた小林容疑者は心配そうに、女性の体調を気遣う言葉をかけ、冒頭のように薬を飲ませたという。

 だが、小林容疑者が服用させた錠剤は子宮収縮剤で、点滴の中身とともに陣痛を誘発する薬剤だったという。女性の体を心配してではなく、流産させるための処方だったというのだ。医師の立場を利用して薬物を入手し、しかも、錠剤で効き目が足りないと思うと、点滴もするという執拗さだった。

 さらに、これは違法な処方でもあった。捜査関係者はこう明かす。

小林容疑者は、慈恵医大病院で自分が担当する別の患者の名前を使って、子宮収縮剤を勝手に処方したことがわかっています」

 看護師医療知識があるはずの女性だが、当時、小林容疑者の「たくらみ」には気づかなかったという。ただ、小林容疑者流産を確認した後、そそくさと去っていったことにひっかかりを覚えた。やがてそれが、いくつかの出来事を経て疑念へと転じていった。

 第一の出来事は、薬剤に関することだった。流産したのち、出血が続いた女性産婦人科を訪れると、小林容疑者から渡された錠剤と同じ薬剤を処方され、それが子宮収縮剤であると説明を受けた。小林容疑者からもらったのはビタミン剤ではなかった。女性は、その作用を考え不信感を募らせた。

 さらに、女性の耳に信じがたい噂が届いた。小林容疑者が別の女性結婚したというのだ。しかも結婚は、ビタミン剤と偽って子宮収縮剤を持ってきたのとほぼ同じ時期だったという。

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