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続・社説読み比べ~天皇陛下特例会見

2009年12月17日 01:16

今日になり産経社説を掲載しました。

(引用)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091216/stt0912160251003-n1.htm

主張天皇との特例会見 政治利用まだ気づかぬか
2009.12.16 02:50

このニューストピックス:鳩山内閣
 天皇陛下は来日中の中国の習近平国家副主席と会見された。陛下は「両国の理解と友好関係が一層増進される」ことを希望され「(胡錦濤主席が昨年、日本から帰国された直後に)四川大地震があり、大変だったと思います」と地震被害を気遣われた。

 首相官邸理不尽な要求にもかかわらず、誠実に務めを果たされた陛下に改めて感謝の念をささげたい。

 一方、鳩山由紀夫首相天皇と習氏の特例会見への批判が強まっていることについて、「中国の副主席においでいただき、日本で活動されている最中にこういう状況になったことは大変残念だ」と不快感を示し、「国民挙げて、将来のリーダーになれる可能性の高い方をもっと喜びの中でお迎えすべきだ」と述べた。

 まるで人ごとのような発言だ。希望日の1カ月前までに申請が必要な「1カ月ルール」を無視して宮内庁に強引に天皇との会見を設定させ、それが批判されていることへの責任と反省の気持ちがみじんも感じられない。日中どちらの国民に向けて話しているのか、疑いたくもなる。

 中国国営新華社通信傘下の国際情報紙は「鳩山由紀夫首相中国のために天皇の慣例を破った」と会見を手配した首相を擁護した。ここまで宣伝され、会見が胡政権権力基盤強化のために利用されたことに鳩山首相らが気づかないとすれば、鈍感である。

 平野文官長官は2度にわたり、羽毛田信吾宮内庁長官に「日中関係は重要」として、特例会見設定を指示した。日中関係強化のために天皇との会見を政治利用したといえる。

羽毛田氏は特例会見が政治利用されることに懸念を示し、小沢一郎民主党幹事長から辞任を求められた。小沢氏は「国事行為は『内閣の助言と承認』で行われる。それを政治利用と言ったら、陛下は何もできない」とも述べた。

 だが、天皇と外国要人の会見は国事行為でなく、公的行為だ。憲法天皇に関する規定は、象徴としての天皇政治利用されることを防ぐのが趣旨である。小沢氏は憲法恣意(しい)的に解釈している。

 宮内庁などに寄せられたこの問題に関する1000件以上の電子メールでは、会見実現までの経緯を疑問視する意見が目立ったという。鳩山政権はもう少し国民の声を聞くべきだ。

(引用終わり)

陛下への謝意を表しているところが流石産経。頭が下がります。

そしてあの会見を見た方なら、産経のこの怒りには賛同していただけるのではないかと・・・

https://www.youtube.com/watch?v=uYKjiOXa6Bs

https://www.youtube.com/watch?v=4y8cQgViAZE

では、あの東京新聞はどう扱っているでしょう?

(引用)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2009121602000071.html

社説
習副主席来日 成果損なう拙劣外交
2009年12月16日

 中国次世代のリーダーとされる習近平国家副主席が来日し鳩山由紀夫首相との会談で関係発展を誓い合った。未来に向けた訪問の成果を損なったのは天皇陛下の特例会見に至る、つたない外交だ。

 習副主席は十五日の歓迎パーティーで、中国の一人当たり国内総生産(GDP)は世界で百四位という数字を挙げ「発展途上国」の立場を強調した。「中国近代化に向けた日本の協力に感謝する」と謙虚な発言に終始した。

 胡錦濤国家主席の日本重視を受け継ぐ立場を表明したことを歓迎したい。

 それだけに天皇会見実現までの外交不手際と表面化した首相官邸宮内庁の対立が訪日に影を落としたのは残念な限りだ。

 中国外交当局は天皇会見は一カ月前までに申し出るというルールを日本側から知らされていた。それに間に合わなかったにもかかわらず、一九九八年の胡錦濤国家副主席(当時)の訪日と同じように天皇会見実現を強く要請した。

 ただ、胡副主席は六日間も日本に滞在したが、習副主席アジア四カ国歴訪の途上、三日間立ち寄るだけ。外務省宮内庁の意向を受け当初、会見を断ったのは一つの外交的見識といえる。

 しかし、習氏を次期最高指導者と決め込んだ鳩山首相官邸中国要請で会見受け入れに踏み切った。この判断も疑問は残る。

 九八年当時の胡氏は最高実力者の故〓小平氏が、江沢民氏の後継者として事実上指名した人物で、その立場に揺るぎはなかった。習氏には胡氏側近の李克強副首相というライバルが存在し習氏絶対有利とみられているものの、後継レースは最終的に決着していない。

 九月の党中央委員会全体会議でも次期最高指導者へのステップとされる党中央軍事委員会主席への就任は見送られた。習氏の権力継承に異を唱える勢力が存在し決着は二〇一二年の党十八回大会まで持ち越される可能性もある。

 複雑な中国情勢の中で、鳩山首相が「次世代リーダーとしてお出ましいただいた」と習氏を持ち上げ、天皇会見という破格の待遇をしたことを習氏に対抗する勢力はどう受け止めたか。

 習氏にも「ひいきの引き倒し」になりかねず、それを恐れる習氏は終始「胡指導部の一員」としての立場を強調し控えめだった。

 一知半解と言わざるを得ない鳩山政権中国理解が招いた今回の混乱が、日中関係の将来に禍根を残さないよう祈るのみである。

※〓は、登におおざと

(引用終わり)

わしね、東京新聞朝日以上の「アジビラ」の類だと思っています。その明確な極左姿勢、赤旗が言葉遣いを改めたが如しです。

しかし中共内部の権力闘争にまで踏み込んで批評している姿勢は評価できる。この点、わしも同意見です。


いずれにしろ、今回の事件が呼んだ波紋は大きい。

政権の欺瞞に国民が気付く契機となってくれることを祈るばかりです。


万世一系天皇陛下を象徴としていただく日本国万歳。

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