さよなら　激ぽちゃの子

裏ログで以前書いた激ぽちゃの子

6年ぶりに連絡が来た

事の始まりは共通の友人からの電話

激ぽちゃの子が電話番号教えて欲しいそうだ

「今さら何でまた？」

「いや　彼女今とても危険な状態で」

「それは不安定って意味で？」

「そうなんだよ」

「うち　彼女おるんだが」

「そうなんだろうけど頼むよ」

わたしは理解した

彼も激ぽちゃの子に深く関わった一人

多分　手に余ったな

仕方ないので電話をしてみる

なんか口調が妙

なんか遠くを見ながら話してるような

そんな口調

つまりは焦点の合ってない話し方

それでも　以前のような死にたい病ではなかったので

相談なら可能な限り乗ることにした

考えが甘いことは自覚しながら

自分のこれからの進む道を話してたりして

前向きな不安定だと思ったので

まあ　いい傾向なんだろうと思っていた

「まあ　前みたいに死にたいとか言わなくてよかったね」

「何でですか？」

「後ろ向きな不安定で死にたいって言ってたら

容赦なく見捨てる気だったから」

「そうだったんだ　助かった」



ところが　ここ数日　メール内容が

後ろ向きに

『会社に行けない』

確か　医者から親との別居を勧められて

親に金借りて一人暮らし始めて

仕事復帰したはずだよな

しかも仕事にさえ行けれれば

借金もすぐ返済できるとか

それ　やばくない？

『生きてられない』

うーむ　これはやばい傾向

頑張ってれば陰ながら支えると約束したが

死にたい病になったら容赦なく見切ると言ったはず

今は彼女が最大に大事なわたし的には

激ぽちゃの子の相談役してること自体

彼女に悪いと思ってるが

約束は守るつもりだったが

そして　ついに　来てしまった


『死にたい』


もしかしたら　激ぽちゃの彼女はもう駄目かもしれない

それでもわたしは容赦なく彼女を見切る



相談に乗ったのは約束

会いたいの言葉に会わなかったのは

今の彼女への筋を通すため

相談にはのると彼女に告げたのも筋を通すため

そして　禁句を言った　激ぽちゃの子を見切る

非情ではあるがここで見切らなきゃ筋が通らない



さよなら　激ぽちゃの子