解体自書 多分その1

さて　世の中にはわけのわからないものは多々ある

なんでもありと騙るわたし的にも

ようわからへんわ　ってのはある

その最たるものが　わたし自身である

警戒心の塊で無防備で

慎重に考え無謀な行動を起こす

わたしを知る人なら何となくわかるだろうが

中間がない　両極端な男

無節操な真面目　大雑把な神経質

例えば　フレンドさんから会いませんか？と

言われたとする

予定を見て空いてたなら　

かなり軽くいいですよと答える

ここまでは　普通に誰でも同じだろう

この後　不要な試行錯誤を始めるのがわたし



ここから一気にわたしの考える事を

忠実に再現する

最初に言っておく

かなり　長くなる　頑張って読んでくれたら嬉しい



例えば東京駅で待ち合わせをしたとしよう

まず思うのは食事

東京駅か　確か地下飲食街がある

あそこのみんみんって中華で餃子にビール

これってたまらないんだよなぁ

いや待て　せっかくの食事

ビールと餃子はないだろ　しかし　あれは　いやいやこれはボツ

ならば近くに何があるか　色々あるだろうが

そもそも東京駅の地下は　いかがなもんか

ムードもなんもない

ならば　駅を移動か

秋葉原で　サンボの牛丼.....　まてそれはないだろ

御徒町で降りてアメ横を通って

途中で棒ざしのフルーツ　うむ　これは斬新だ

安い掘り出し物もあるかもだし

食材も安く買えることもある　　って

何しに会うんだ？　一応デートだろ

ならば　いっそ　赤坂　六本木に移動か

赤坂なんとかとか　六本木ヒルズとか

よし　このラインで煮詰めよう

さて　食事の後だ　喫茶店でまったりと

或いはショッピングか

しかし　これは　きつい

女性だ　ファッションには興味はあるはず

色んなものを見ながら　こんなのいいなと

楽しんでくれるとは思う　思うが

「せっかく会ったんだし　記念に何か買いましょうか？」

こんな台詞が言いたくなる　いや　気を抜いたら言ってしまう

そういうやっかいな性格だ　わたしは

しかし　それに見合う容姿　センスはない

致命的なのは　それに見合う経済力は皆無

ここは涙を飲んで　ショッピングはあきらめてもらおう

じゃ　散策だ　幸い　あの近くには東京タワーもある

ベタすぎるが　少し足を伸ばせば　日比谷公園もある

上野公園もある　そこを散策しながら

疲れたらベンチで　ゆったりと語り合う

無理だ　夏の日差しの中　わたしが無理

陽光は凶器だ　わたしが溶けて灰になってしまう

よし　そうだ　カラオケだ

別に歌わなくてもいい

わたしの持論だが　人目を気にせず気兼ねなく話が出来る場所

時には人に言えない悩み　人目を気にしなきゃならない内容

それが出来るのは　個室

カラオケかホテルしか思い浮かばない

無難にカラオケでいいか

そこでわたしの思考は次のステップへ移る

食事とカラオケ　それだけでいいんだよな

その後　考えなくていいんだよな？

食事しましょうだし　食事だけで

どうなんだ？　約束は食事だ

それで終るべきだ　うん　これは正しい

その後の展開なんて考えてないよな

いや　大人同士　そういう展開もありだ

しかし　そういうのばかりだから　

あくまで癒しの時間として　そういうの抜きな時間を

楽しみたいのかもしれない

ならば　それはなしだ

いやまて　大人同士が二人きりで会う

しかも　会話とかメールとかしているといえ

初めて会うわけだ　わたしは正直に話してはいるが

相手にしたら　それが事実かなんてことはわからない

紳士的に振る舞い　デート中に

「疲れたので友人が近くにいるので送ってもらいましょう」

とか言い出して　車に乗って走り出した途端

後部座席から柄の悪い男達が顔を出し

「へっへへ　これが今日の獲物か」とか

B級成人映画のような展開だってないとはいえない

まあ　こんなこと考える人はそうそういないだろうが

少なくとも不安はあるはず

大丈夫　信じよう　そう言い聞かせ来ると思う

そして　会うからには　もしもの場合の覚悟もあるはず

解釈によるが　この場合　覚悟をするということは

その後の展開もいたしかないと　

つまりは　本意ではないが　OKという解釈も出来る

それなら　なくてもあってもいいのだろうから

何もしなくても　問題はなく　あっても問題はない

しかし　もしも　もしも　そこに　少しでも期待があった場合

何もないというのは　裏切りにならないか

実際に　食事だけという約束で食事しかしなかったことはある

後日　その人から　魅力がなかったか？

「そんな価値さえ自分にはなかったのでしょうか？」

そう聞かれたことがあった

勝手な予測だが　その人の場合は

歳を重ね色あせていく自分を感じていた

それは仕方のないことではあるが

このまま　色あせて行くのは耐えられない

そして　勇気を出して一歩踏み出した

紳士的そうだけど　なんか獣そうな　わたしに

上手にエスコートして欲しかったのかもしれない

まあ　上手には出来ないけどｗ

ところが　ほんとに何もしなかった

多分　彼女の元には　会いましょうとか

僕とイチャイチャしませんかというメールが

多数きていたに違いない

彼女の中では　男は獣という認識が出来上がっていた

関係ないが　わたしは　間違っても紳士ではありません

「どうですか？」と聞かれたら即答で「はい」と答え

「あなたはケモノですか？」と聞かれたなら

「はい　ケモノです　望まれれば　悪魔でもケダモノでもなります」

そう　しっかりと答えます

それが　何もされず終る

何故　何もしない？　わたしには魅力がない？

全ての女性がそうだとは言いきらないが

何の覚悟もなく無防備に無邪気に来る人はいない

何もなく　ほっと安堵すると同時に

女としてのプライドが顔を覗かせる

ひとつ言っておきますが

あくまで　わたしの勝手な試行錯誤中の考えですので

突っ込みはご容赦願いたい　いや　この際　突っ込み歓迎

こうなると　その後の展開も考慮に入れねばならない

計画は一から見直しになる



そして　最後に　食事だけ　食事-カラオケ

食事-カラオケ-その後　　食事-その後

と基本は4つ　そして各所での分岐で選択肢は増え

数十通りの筋書きが出来上がる

そして　各計画を平行させ　どこに分岐しても言いように

全てに共用性を持たせて　わたしの計画は完成する

そして更に　平行して　電話が可能なら電話で話す

相手の情報を得るのに　電話はとても有効である

そして自分を感じてもらうのにも有効である

メールだと　無難な言葉を選び　読み返し修正が出来る

時々　わたしが　修正無しの書きっぱなしな物を書くのも

わたし自身を判断してもらうのに一番有効と考える

電話だったら　息使い　会話の間　言葉使い

これは偽れない　偽っても微妙にボロが出る

そして　口に出してしまった言葉は修正が効かない

かなり　リアルに近い状態で話せる

限りなく素に近い

ただし　わたしの電話はかなりずるい

電話したことがある人は知ってるだろうが

いつの間にか　その後があることを前提になっている

最近は言われる前に自分で言うことにした

「よく言われるのが　わたしは　とてもずるい

とても　卑怯な人らしいです」と

すでに　このログで何が言いたいのか

かなり初期の構想から離れていってしまってる

いや　ここまで書いてるうちに

最初　何が言いたかったのか　すでに忘れてるし

ただ　普通そこまで考えるバカいないだろ？って

すいません　ここいます　

なにかあれば　自分に考えられる限りの展開と

対処方法をあれこれ考え　

ありえないことまで想定して対策を考える

ある意味　奇特なバカがここにいる



余談ですが　会ってこの女最低だと思っても

相手から希望あれば　あと2回は会います

二度目は一度目を考慮して見直すため

三度目はこれまでの情報から

彼女のここにいたるまでの過去　現在の状況

それを全て考慮し決断をするために

まあ　そういう場合　たいがい二度目はないですけど

他の人と平行して動き　そっちにひっかかってる

そういうのが多いみたいでｗ

ただ　過去に1人　一回目でで見切った人はいますが

会う前に遠慮した人もいますけどね

ただ　そうそう長く続くものでもないですけどね

相手には相手の事情があって

その時間の中から作り出した

現実の中の幻想の時間

確かに実体があって実感出来るけど

メインにはならない秘密の時間

光があって影が出来るように

不満だらけで満たされない嫌になるような日常

それがあるから　生かされる時間

長く続くにしても　あくまで表に侵食することはない

わたしは　そんな時間が好きです

ついでに　そのために

無駄とも思えることをあれこれ考えるのも好きです

救いようのない無駄な妄想をたくさんくれる

そんな非日常の時間が好きなんでしょう

そうそう誤解ないように書いておくが

これはあくまで相手に家庭あったり、あるいは彼氏いたり

もしくは複雑な事情により公に出来ない場合の話

堂々と出来るものを　わざわざ非日常に当てはめる必要はなし


もう　最初のテーマは　完全にどっか行ってしまって

無理やりにまとめたのが見え見えですが

まあ　これが　やがみって男の根っこのひとつです