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ふ く

2007年12月23日 01:03

ふ く

捨て猫で、生まれて3・4ヶ月
家の前の草むらに、ずっとじっとしています
殆ど食べ物を摂っていないらしく、ガリガリ

良く見ていると、たまに手と顔を動かします
何をしているのか?
季節は暖かい頃でした

バッタが前に来るのを待っているんだ
やっと解った
故事を思い出しました
まともに動けなかったのに、必死で捕まえ様としています
中々取れない

それを見て
「助けてやろうよ」と女房が言い出しました
その頃はまだ仲良く一緒に暮らしていたのです
その時ねこは居なくて、マルチーズが一匹

傍に行っても逃げません
いや、逃げる力も無かった
持ち上げる体の軽い事
家に連れ帰り、牛乳と缶詰をやりました
お腹が減っている筈なのに、ガツガツ食べません
食べる元気も無い

体中が臭い
お尻から、サナダムシの様なのが出ています
手で引っ張ると千切れてしまう
風呂で洗って、直ぐに獣医さんに連れて行きました
3日入院、毎日の点滴です
それでも相変わらずガリガリ
一ヶ月程で何とか猫らしくはなった
名前を「ふく」にしました

でもさすがに猫で、先輩の犬より遥かに機敏
何時も1メートル程のサイドボードの上から、
馬鹿にした様に見下ろしていました

その「麻呂」という犬を助けた事があります
トリのささみを茹でて台所に置き、そのまま寝てしまったのです
ふくが取って食べ様として、下に落としたみたい
それを慌てて食べようとした麻呂が、喉に詰まらせた
我々は二階で寝ています

ふくが起こしに来ました
何事かと下に降りると
麻呂が痙攣しています
咄嗟には解ら無かった
息を詰まらせていたので、
何か喉に?
女房掃除機と大声を出しながら、お腹を持って振り回す
ささみが飛び出し、助かった
あと数分遅かったら・・・危ない所
そのふくとは13年一緒でした

直ぐ後から来たねこ「たま」との3匹で、
永い間追い掛けっこをしながら居ました

ふくの晩年、その介護神奈川県獣医師協会から
優良飼い主の表彰を受けた
喉に腫瘍が出来て物が食べられず、一ヶ月の点滴で医者通い
点滴で始まり、点滴で終わった猫でした

  

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