趣味は読書、僕は逃亡者？

趣味が、読書と映画鑑賞などと言うと、なんとなく知的に思われるかもしれない。
本や映画が好きなのは確かだが、それと知性とはあまり関係なさそうである。
むしろ、性格の問題かもしれない。
理性的か、感情的かということ。
もちろん、僕は後者の方。
面白い物語や映画に出会うと、夢中になる。
作家で面白かったと思うと、その作家の作品を次々と読む。
自分にとっての旬だから、その期間は僕の気分次第。
本、映画の他に、テレビを見るのも好きである。
考えてみると、これらに夢中になっている時は、本当に面白く、時間忘れることもある。
しかし、これは現実逃避なのではないかと、思い始めた。
平凡、時には厳しい現実に向き合って、対処しなけれなならない、或いは厳しさを受け入れなければならないのに、本や映画に逃げ込んで、目を逸らしたり、先延ばしにしたりしているのではないだろうか。
僕は、とても卑怯な生き方をしているのかもしれない。
かと言って、今更、読書はやめられない。
もう、人生も後半戦。
あとはどれだけ長く逃げ続けられるかだと思う。