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今時珍しい会社だよエーザイは

2023年09月18日 12:25

エーザイと言えばアルツハイマー治療薬「レカネマブ」が有名だが、
この薬がアメリカ、日本に正式承認されるまで、アリセプトのアメリカ承認から、
27年も掛かっている。
通常いくら大きな重要開発案件でも、10年も掛けて成果が出ないようであれば、
ほとんど撤退するのです。
この傾向はアメリカの四半期決算が常態化すると、増々その傾向が増えて行ったわけです。
日本では、開発は5年程度で進展が無ければ大抵は中止になる。
四半期毎の決算で、短期間での成果が求められるようになり、短期で開発成果が得られない案件
役員会、株主総会機関投資家などから続々とクレームが出て来るのです。
日本企業は元々長期目線で開発して来たのですが、四半期決算アメリカから導入されると
開発案件は、短期で成果が出るような開発案件がどんどん多くなったわけです。
ゆえにエーザイのように、アリセプトを含めたら、ゆうに40年に渡って開発を続けて来た企業
なんてのは本当に珍しいのです。よくここまで開発を続ける事が出来たと思はざるを得ない。
成果が出なければ、前述した様に役員会やら株主総会やらで当然文句は出て来る。
それをかわしながら、開発を続けるのは並大抵の努力ではない。
強烈なリーダーシップが無ければ絶対に出来ない事だろう。
エーザイの外にはCFRP(航空機胴体になどに使う素材)を世に出した東レも30年以上に渡り
このCFRPの開発に時間を割いています。
今やCFRPは航空機筐体として重要な位置を占めているが、徐々にEVとかPHVにも
大きく採用されて行くだろう。
この東レの取組みも役員、開発担当者努力、粘り、あくなき開発魂を持った人々がいてこそ
開発出来た商品だろう。
時間を掛けても成功するなら万々歳であるが、長年の投資開発を行っても成果が現れない開発案件
だって数限りなく存在する。
だが絶え間ぬ努力や多くの失敗があってこそ大成果は得られる。
行動しなければ何も生まれないのです。

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