総合商社相変わらずえぐい商売する。

三菱商事が合成メタン事業をアメリカで進めている。
合成メタンって何と思うだろうが、天然メタンではない。
CO2を排出しないメタンである。
人工メタン(合成メタン)は、再生可能エネルギーで製造したグリーン水素と工場から出て来るCO2を原料に造る。基本的にCO2を排出しないのが合成メタンである。
このアメリカでの取り組みは、基本的にバイデンのインフレ抑制法案の中のグリーン水素製造を後押しすると言う法案から始まっている。いわばこの事業はインフレ抑制法の一環という事になる。
そして肝はこの合成メタンを将来日本に輸出するという事である。
最終的に2050年にはこの合成メタンで都市ガスの9割を賄う計画だ。まあ壮大な計画だねー。
三菱商事がグリーン水素を造るための太陽光発電から、CO2を合成する設備にまで投資するわけで(都市ガス3社もこのプロジェクトに入っている)相変わらず大きな視野で事業展開をしている。
やはり総合商社は日本に無くてはならない存在ですよ。
ウォーレンバフェットが目を付けただけの事はあります。