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続・育児ノイローゼ寸前の人妻が、W不倫で乱れた結果……

2023年07月01日 13:55

前回からの続きです

それから、私と雅也さんは、毎日メールをするようになりました。
雅也さんは10歳近く年上パパで、どんな話題にも丁寧に返事をくれます。
私は彼に、育児の相談や、誰にも言えないような話もするようになっていました。
『ご飯を嫌がるときは、無理にあげようとしないで、食べないならごちそうさまって言って片付けちゃって、しばらく違うことをしてみたらどうかな』
『ちゃんと食べるときもあるんだよね? 体重も、少しずつ増えてるんでしょ? それなら大丈夫だよ』
『ワンオペなら、こうすれば早く寝る時間を確保しやすいよ』
雅也さんのこんなアドバイスや優しい言葉に、私はとても助けられていました。育児の頼れるアドバイザーカウンセラーが突然現れたような感じでした。

ある日、子どもの一時預かりセンターから、予約が取れた、との連絡が来ました。
一時預かりは混んでいて、めったに予約できないので、ダメ元で申し込んだのをすっかり忘れていたんです。
さっそく、雅也さんに喜びの報告をします。
でも、急にできた自由時間、何をしよう……そう思っていると、
『もしよければ、会わない?』
雅也さんのそんな返事に、私は一瞬固まってしまいました。
子どもを預けて、男性に会いに行く。許されないこととわかっていても、私は、彼に会いたい気持ちを消せませんでした。
夫にはしっかりとアリバイ対策をし、一時預かりの3時間だけ、何にも縛られない、自由な時間をもらうと決めました。
この出会いを断ち切るなんてできない。身勝手でも、私にはできなかったんです。
『はい。ぜひ、会いましょう』
そう返事をすると、雅也さんは丁寧に会う段取りを提案してくれました。
互いに既婚者なので、一緒にいるところを万が一にも誰かに見られたらまずい。
お店に行くことはせず、ビジネスホテルで会うことになりました。
初対面の男性と密室で会うのは、リスクもあります。
が、毎日のやり取りから、私は雅也さんを信用する気持ちのほうが強く、一時預かりセンターに娘を無事送り届け、待ち合わせのビジネスホテルへ向かいました。

実際に会った雅也さんは、写真の通りの、ストレートの黒髪にグレーのワイシャツが似合う男性でした。
はじめましてなぎささん。雅也です」
彼の、笑うと目尻に寄る数本の皺に、良い年齢の重ね方が表れています。
「こ、こちらこそ、はじめまして。あの、少しお待たせしちゃって、すみません」
「そんなの気にしないでください。家のことで大変なのに、時間を作ってくれて、ここまで来てくれて、本当にありがとう」
優しく細められた目と柔らかい声に、私は少し涙ぐんでしまいました。
子どもはかわいいし、無邪気な笑顔には癒やされます。
でも、こうして大人な男性に優しくされることは、まったく違う次元の癒やしを私に与えてくれたんです。
「雅也さんこそ、わざわざ仕事の合間にありがとうございます」
なぎささんに会えて、嬉しい。こんなに素敵な女性だなんて。その服も、すごく似合ってる」
ちゃんと、リップマスカラまで化粧をして、スカートを履いて外に出たのは、約1年ぶりです。普段、外見を褒められることは一切ないので、純粋に嬉しくなりました。
私と雅也さんは、ソファに並んで座り、仕事や育児のことを中心に、色々なことを話しました。
彼といると、話したいことが次々と出てきます。直接会って話せることの喜びをひしひしと感じます。
「……」
ソファは狭いので距離が近く、並んで座っているだけで私はドキドキしていました。
ちゃんとおしゃれした服装、1人で電車に乗って外出、男性との近距離での会話。
色々なことが久しぶりすぎて、感覚が中学生に戻ったかのようです。何もかもが新鮮に感じます。
「もう少し、近づいてもいいかな」
一瞬、時が止まったかのようでした。何と返事をすればいいのかわからず、言葉が出てきません。
「、……」
「だめだったら、正直に言ってね。全然、気になんてしないから」
「……だめ、ではない、です」
うろたえながら答えた私の身体は、雅也さんの広い胸に包まれていました。
「、っ……」
無言で抱きとめられている間、脳内麻薬のようなものが、ぶわっと出ていました。頭がぼうっとし、心臓は痛いほどきゅうっとしています。
子どもを抱っこしているときも、脳内に幸せな物質が出ていると感じます。が、それとはまったく別の幸福感です。
パリッとしたワイシャツの感触と、間近で匂ってくる男性の爽やかな香りもたまりません。
ここまで接近して、キスをしない男女がどこにいるでしょうか。
優しく口づけられ、頭がパンクしそうな私はベッドに運ばれ、そのまま、雅也さんに身をゆだねるがままでした。
「ああっ……、雅也さん……っ!」
寝不足でいつも疲れている身体が、彼の巧みな指使いで優しくほぐされ、嘘のように軽くなってゆきました。
ですが、最後までには至りませんでした。ビジネスホテルにはコンドームがなかったからです。雅也さんは勢いで強要してくるような人ではないので、この日はここで帰宅しました。
なぎささんといると、時間が経つのが早すぎる。できるならまた、会いたい」
そう言って、彼は時間ぎりぎりまで、私を腕の中にとどめていてくれました。

その日は、久々に熟睡できました。子どもができてからずっと寝た気がしない毎日だったので、久しぶりの熟睡感に驚きました。疲労感はあるものの、ちゃんと眠れたと感じられたことが何よりも嬉しいです。
満たされたおかげか、しばらくは娘にも、少し余裕のある態度で接することができるようになりました。
互いに家庭があるので、次に予定が合うのがいつになるかわかりません。
が、また会ったときには、私はきっと、彼とセックスをしてしまうでしょう。


また会えるのは相当先のはず。そう思っていたものの、意外にも早く、次に会える日がきました。
一時預かりセンターが増設され、予約が取りやすくなったのです。
そこへ、タイミング良く『仕事が落ち着いたから、会いたい』という連絡が彼から来ました。
会う約束をすると、イヤイヤをし始めるようになった子どものお世話や寝不足がどんなに大変でも、雅也さんに会う楽しみが待っているので、余裕を持ってやり抜くことができたんです。
「家のことでも何でも、何かあったらいつでも連絡してくれていいから」そう言ってくれる彼の存在がなかったら、私は、きつく当たり続ける夫とイヤイヤ期に差し掛かった娘を前に、本格的な育児ノイローゼになっていたかもしれません。

2週間後。
同じビジネスホテルのベッドの上で、雅也さんは、びっくりするほど優しく、私を抱きました。
ベッドの上で、こんなにも丁寧に扱われたのは初めてです。深い快感も相まって、私は終始涙ぐんでいました。
「こんなに美しい女性は、僕にはもったいないほどだ」
そう言いながら私を抱く雅也さんは、出産で崩れてしまった私の体型を、きれいだ、と何度も褒めました。
私は彼にすがりつきながら、恥ずかしい声を上げ続けました。
全身に染み渡る快楽が、日々の疲れやモヤモヤをすべて吹き飛ばしてゆきます。
絶頂を迎えながら、私は思いました。セックスは、育児ストレスの最大の発散方法だったのです。
人間の本能に忠実なことは、何よりのストレス解消になるのかもしれません。
人間も、かつては動物と同じように乱交し、群れのみんなで子どもを育てていたようです。
ペニス亀頭の部分が、あのように張り出した形をしているのは、乱交をする中で他の男の精液をかき出すため以外の理由が思いつかない、と、ある専門家が言っていました。
私は思うのです。現代の人々も、有名人不倫を叩いていないで、もう少し動物的になったほうが良いのではないでしょうか。
最近の日本人は、あらゆることに我慢をしすぎではないですか。
我慢のしすぎを皆がやめれば、政府が異次元少子化対策などせずとも、自然と少子化は解消していくのかもしれません。
核家族化し、共働きでないと家計が苦しい。
外で子どもが泣けば白い目を向けられ、公園子どもが遊ぶ声にまで苦情を言われる。
そんな現代の育児には、無理が多すぎます。
心が壊れてしまう前に、母親という呪縛にとらわれず、自分なりの発散方法を持つことで、何とか生き抜いていける女性は少なくないのではないでしょうか。
雅也さんとは、連絡を取り続けています。
次に会ったとき、彼の腕の中で、私はもっと乱れてしまう気がしています。
彼の存在が、間違いなく育児に奮闘する私の支えになっています。

このウラログへのコメント

  • 鯨GTU 2023年07月31日 12:25

    そりゃ夏ですから、特に動物のように貪りあって性欲大発散で日常ストレスも解消で良いのでは。ただし、かなり強烈な中毒性があるから間隔と1日何時間までとか節操を決めておかないとね。

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