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趣味は読書、愚者のつぶやき

2020年05月19日 21:18

まだ途中だが、岡潔の「数学する人生」という本を読んでいる。
きっかけは、かなり前に小林秀雄岡潔の対談集を読んで、面白いと思ったから。
僕は、大したことない人間なので、知的なものや人への憧れが強いのだ。
この本も、全く分からない処が随所にあるのだが、逆にとても面白い処がある。
スラスラ読めて、印象に残らないものより、よほど良いだろう。
それに、知的になったような、自己満足がある。

岡潔のことを書いていたら、高校の時の、地理の教師のことを思い出した。
僕の高校は、当時創立二年目の新設校で、受験生も定員360名のところ、361人受験したという噂だった。
落ちる可能性はほとんど無かったのに、それでも自分が落ちるのではないかと、心配した覚えがある。
さて、高校一年の時、地理を担当していた教師は、年配の先生で、僕はその頃高校のレベルの知識など全く無かったのだが、県内でも有名な進学校から転任して来たらしい。
授業の仕方も独特で、教科書をあまり使わず、雑談のような授業が多かった。
テストも他の教科が100点満点なのに、その教師のテストは120点満点だった。
その頃、今より未熟で、教養などというものが何も分かっていなかった。
ただ、少し怖いようなその教師の風貌から、勝手に毛嫌いして、あまり授業を聞かなかった。
しかし、今から思うと、それはとてももったいないことだと思う。
もしかしたら、全く違う知識の扉が開かれて、人生さえも変わったかもしれないのに。
浪人して、憧れていたのと違う大学に通っていた時、僕はただ、その大学名だけでコンプレックスを抱いて、あまり学ばなかった。
虚しく費やされた時間は、戻らない。
だから、今でも、本を読むのだろう。 
絶対に知的になれないのを知りながら。

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