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2nd Narita Part 5 おそい朝食をとりに

2018年05月27日 15:38

2nd Narita Part 5  おそい朝食をとりに

おそい朝食をとりにレストランに降りた。
すさまじいまでの欲望の交錯も、ふと小休止になる。
蛇のように蠢く舌や
うっすらと汗ばんだピンクの肌
固くとがり続けた乳首
垂れつづける愛液...
こんな狂おしいものから
しばし逃げられると思うと、正直ほっとしながら部屋を後にした。
当たり前のホテルの朝食。
修羅場とはまったく縁のないような
静かでクリーンな空間。
空港であった中国人の老夫婦
やさしくほほえみかけてくる。
ゆっくりと食事をし、
情事とは関係のない話題を楽しむ。
あくまで静かなインテルメッツォの一時間半。
なのに...
2杯目のコーヒーを飲む頃から
指先の深紅マニキュアを目で追うようになる。
この指が少し前には背中にささり、傷をつくった。
そして、同色の深紅ルージュ
この唇が音を立てて、佇立に吸い付き、含んだ。
ルージュマニキュアはたっぷりと愛液を吸い込んだTバックのシミと同じ色だ。
再び始まった想いに気づいたのか
何も言わないのに、視線がなまめいてくる。
「また、濡れてきちゃった。」とささやく声が
早くもかすれだしている。
かといって、あの部屋にすぐ帰るのは気が重い。
「海、見に行こうか?」
「うん、ちょっと待ってて」
そういうとトイレに立つ。
チェックを済ませ待つことしばし。
トイレから帰ってきた顔がかすかに上気している。
「ぐしょ濡れのパンティ、脱いできちゃった。いま、ノーパン
そういうと、視線を流しながら握った手を開いた。
確かにそこには、赤い布きれがシミをつけたままあった。
「ごめんね。そうしたら思い出して、たまらなくなってオナニーしちゃった。
気持ちよかったけど声も、おまんこの音も聞かれちゃった。」
こんな大胆なことは決して言わなかったはずなのに
いったいどうしたのだろうか?
その豹変ぶりとすさまじいまでの欲望の吐露に
静かなひとときは一挙に崩壊した。

東京方向を背にして走る空港自動車道はがら空きだ。
焦る必要もないのでゆっくりと左車線を流して
太平洋に面した海岸線に向かう。
助手席に手を伸ばしてスカートをまくり上げると
「いや」と言いながらわざとらしく脚を開いてくる。
ホテルトイレで脱いでいるから
薄いヘアーにふちどられたピンクおまんこ
さらけ出される。
不自由な手つきでクリトリスつまみ
ヴァギナを割って指を侵入させる。
あれだけ乱れまくったうえに
つい20分前には声を聞かせながらオナニーしたというのに
そこは再び熱く濡れそぼり、なお指を引き込もうとする。
突然、こちらののばした手を振り払ったかと思うと
息をはずませながら、ベルトをはずし、チャックをおろし、
大きくなったものをつまみ出す。
そして何のてらいもなく口に含んで
ねっとりとしたフェラチオを開始する。
こちらの手を振り払ったのは
接近するトラックに見られるのがいやなのか、
と思ったのだが、そうではなかった。
さっきのオナニーの続きをしたかったのだ。
ほぼ正午、晴天。
トラックに追い越されながら走る車の中で
スカートをまくり上げ、
ぐじゅぐじゅと音を立てながら
激しく指を使っておまんこをかきまわし
佇立にむしゃぶりつく...
運転台の高い車が横に並ぶとよけいに
興奮するのだろうか。
脚を開く角度も。
撫でかき回す指の速度も
ペニスに吸い付く力も
すべてが強くなる。
そしてバスが並び、いくつかの顔がのぞき込んだときに
「見て、ねえもっと見て、こんな私を
おまんこ見て。おまんこをおおお。」とさけびながら
異様に身体を震わせ
愛液を流して別世界に飛んでいってしまった。
運転しながら、なぜか取り残された気分で
女性の性そのものに嫉妬する自分がひどくむなしかった。

太平洋の波が押し寄せる海岸。
ただでさえさびれた海水浴場
季節はずれの今、たずねる人などいやしない。
腹を空かした野良犬と朽ち果てたような
海の家」が、まるで映画のセットのようだ。
さいわいなことに底抜けの晴天だったから良いもののもし、
どんよりと曇っていたら「絵」になりすぎて
かえって早く立ち去りたくなっていただろう。
自らの快楽にだけおぼれ
おまんこをかき回す姿をさらしながら
イってしまった、あまりの卑猥さに
行き場を失ってしまった欲望
いま、ここが解放するチャンスだと
なんだか闘いになったような気分で
突然廃屋のような「海の家」の
砂まみれの壁に押しつける。
すさまじい「性」を見せつけられ
卑猥な音を聞かされ
中途半端に舐めあげられ
したたる愛液の雌のにおいをかがされ
ペニスはいきり立っている。
乱暴なこちらの仕草に
まるでレイプされるように感じたのか、
「いや。待って。こんなところじゃ。」
と言いながらそれでも腰をくねらせ
唇を重ねて舌を絡め、唾液を送り込んでくる。
スカートをまくり上げようかと思ったが
「いっそ」と思って無理矢理に脱がして
おまんこをさらしてしまう。
そしてひざまずき、片足だけ方の上にのせて
卑猥な口を自らの手で押し広げさせる。
「ああ誰か見てるよ」と言いながら早くも指を蠢かせ始めると
かなりの量の愛液が噴き出してくる。
気持ちいい。でちゃう。でちゃう。うわあ。」
そうわめくととさらに多量の愛液太ももを伝わり、
砂の上にシミをつくる。
その卑猥なシミの近くにうち捨てられたコンドーム
夏の一夜、この海岸ではやはりおなじような
行為が営まれ、膝までおろされた水着の上に
同じように愛液が垂れていったに違いない。
そこまで連想が走るともうたまらず、
乱暴に立ち上がり、
壁にもたれかからせて腰を突き出させ
後ろからいきなり挿入した。
いつもと同じようにねっとりといたぶられると
思っていたらしく、いきなりの挿入
「うわあ」と叫ぶ。
この短絡さにかえって刺激されたらしく
つきだした腰のグラインドが激しさをます。
下半身おまんこむきだし。
上半身はそのまま。
このコントラストがひどくいやらしい。
まるでこのアンバランスをこわすように
ブラウスボタンをちぎり
ブラから乳房つまみ出し
強い力でもみしだく。
髪の毛をつかんで顔を後ろに向けて
歯と歯をぶつけながら
よだれを垂らしながらの
激しいキス
ペニス突き出しては引く男の動き。
もっと深く飲み込もうとくねる女の動き。
前後と左右の動きが早まり同調しだすにつれ
あえぎ声が高まってくる。
犯して犯して。自分だけイっちゃったおまんこを。」
動きがさらに速くなり、太ももを伝わる愛液の量が増えて
「イくよ。イくよ。またイっちゃうよ。」
その瞬間、脈打つペニスを抜き去り
身体を回させてひざまずかせ
その半開きの口に押し込む。
思わぬ展開に驚き
口中を満たす愛液まみれのペニス
「うぐっ」とうめきながらも早くも舌を使い出す。
充分に駆け上り興奮の極みに達しているだけに
たちまちのうちに精液を吐きだす。
その瞬間しゃがみ込んで開かれたおまんこから
どっと露が吹き出す。
激しくイきながら飲み干し、唇の端に残った精液をべろりと舐め、
恨めしそうに見上げながら
「飲んじゃった。飲みながら漏らしちゃった」という。
いきなり立ち上がると唇をおしつけ
精液の残りを送り込んでくる。
しばらく、この卑猥キスを繰り返すうちに
ようやく波が引いてくる。

「こわれちゃったよお。おまんこは濡れっぱなしだし。
誰かに見せつけたいし....もう何度イったかわからない...
きっとこの土地の地縛霊のせいよ。」
女盛りでバツイチという条件はともかく
普段は働く女性として凛として
SEXだけの関係をむしろ嫌がっているはずなのに...
この壮絶なまでの淫乱ぶりに、
地縛霊というのもあながち嘘ではないかもしれないという思いが
余韻の残るけだるい頭に浮かんできた。
ということは、この次また、ここで会えば、
この狂気が再来するのだろう。
「帰ろう。」
少し傾いてきた陽の光に決別するように
立ち上がる。

また、あの部屋で繰り返される獣の交わりに、
なお期待している自分に驚きながら
手をつなぎたちどまっては口づけをかわし、
砂の上で重くなりがちな足取りを運んだ。

(続く)

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