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趣味は読書、横溝正史

2017年12月23日 00:52

今朝、ニュースワイドショーを見ていたら、横溝正史の幻の作品が発見されたという。
横溝正史に夢中になったのは、中学二年の夏頃からだろうか。
自分で文庫本を買うことを覚えて、自転車で行ける範囲の本屋や部活の対外試合の帰りの駅前の本屋などで、文庫本を買っていたが、その頃、平台に山積みにされている黒い背表紙の本が、どこの書店でも目立った。
その表紙の多くには女性乳房が描かれていて、僕はまだ横溝正史という名前さえ読めずに、この作家はいやらしい作家に違いないと決めつけていたのだが、中二の夏休み静岡の従兄弟の家に遊びに行った際、沼津駅ビル書店で、きっといやらしい本に違いないと期待して、「悪魔設計図」という短編集を勝ったのだ。表紙は何とも切ない表情をした上半身裸の美女である。
そして、僕はその作品集を読んで、違った意味で夢中になってしまった。
それまで、江戸川乱歩の少年探偵団やルパンホームズしか知らなかったのが、横溝作品の虜になってしまったのだ。
しかし、それには、少しタイムラグがあり、当時色帯の付いている本をよく買っていて、「犬神家の一族」は角川映画第一弾の色帯だったと思う。
大袈裟でなく、「犬神家の一族」はそれまで読んだ推理小説で一番面白かった。
まさに僕の青春前期は横溝正史と共にあったのだ。
それから四十有余年、横溝正史の幻の作品が発見されたという。すっかり金田一先生とは疎遠になってしまったが、何だか嬉しいニュースだった。
幻の作品と言えば、稲垣足穂の「小さなソフィスト」という作品が出て来たら、とても嬉しいのだが。

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