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読書以前の読書

2014年01月12日 02:31

僕の子供の頃住んでいた町には、本屋は無く、もちろんコンビニも無かった。本を買うには、バスと電車を乗り継いで、繁華な街へ行かねばならなかった。
母にねだって、赤い表紙の少年少女日本文学全集という中から、芥川の、「羅生門」の入った短編集と、漱石の「吾輩は猫である(上・下)」を買ってもらったのと、あとは「里見八犬伝」の子供向けダイジェスト版に、割りと夢中になり、NHK人形劇ノベライズも、持っていた。
あとは、タレント本の類い。
あのねのねの本」を皮切りに、「鶴光のかやくごはん正続」「欽ちゃんのドーンといってみよう」などを読んでいた。
あとは、小学校5年生から中学の初めまで、「週刊少年ジャンプ」を欠かさず買っていた。
ここでやっと裏らしくなる。
大学生兄貴がいる友達から、「新HOW TOSEX」という本を借りて、中のヌードに興奮したが、まだ、小学生だったので、SEXも、快感も、射精も判らなかった。
しかし、男は射精する年齢になっていなくても、本能的にヌードで興奮する。少なくとも、僕の場合はそうだった。
たとえ、ウルトラマン仮面ライダー、オバQに夢中になっていたとしてもである。

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