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むかし話

2006年09月17日 06:33

以前、ぼくは証券会社で働いていた。
35才で支店長になった。異例の抜擢人事で誰もが驚いた。その頃、10才下の女性不倫をしていた。三年くらいの付き合いで、ゴルフスキー旅行・・・いろんな場所に出かけた。週末の夜はほとんど、彼女と過ごした。そんな時、支店長として、とある支店に赴任することとなった。営業部にひときわ光る女性をみつけた。りさとの出会いだった・・・。まさに自分の理想の女性であった。強烈に心が揺らいだ・・・。恋をした。しかし、その気持ちを伝えることは敢えて自制した。くだんの彼女とは、別れた・・・。そんな気持ちにはなれなかった・・・抱きたいと思わなくなったから・・・気持ちが向かなくなったから・・・心が少年に戻ったから・・・。それから、半年後、りさを食事に誘った。りさはお酒が好きでたくさん飲んだ。もちろん、ぼくも・・・。りさには婚約者がいた。某有名企業に勤務するりさより一つ上の男だった。半年後の春には結婚することが決まっていた。そんな話を聞かされたことで、耐え切れない衝動が自分を襲った。自分が理想とする女性が他人のものになる。自分の前からいなくなる。三件目の店に入った時に、これまでの自分の思いをすべて、彼女に告白した。りさとの時間のはじまりだった。驚いたことに彼女も自分と同じ気持ちを持っていたのだ。その夜の自分は有頂天で、それこそ天にも登りたい気分でいっぱいだった・・・。結婚式までの時間をどう過ごすか、考えた。その時は、時間が限られていると自分なりに決め付けていた。     《つづく》

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