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京都・詩仙堂に興ず！！

2008年09月28日 00:15

もとは江戸初期の文人、石川丈山が隠棲した山荘であった詩仙堂は、丈山寺という名の曹洞宗の寺なんですよ。
　丈山は徳川家康の家臣で、90歳までこの山荘で悠悠自適の風雅な暮しをしましたが、その一室の壁に、狩野探幽に描かせた中国の詩仙三十六人の肖像と詩があることから、いつからか詩仙堂と呼ばれるようになったのです。
　回遊式の庭は白砂とさつきの刈り込みが美しく、藤、花菖蒲、杜若、紫陽花、萩、山茶花など、四季それぞれに美しい花姿が見られるんです。
　快い竹の音をひびかせる鹿おどしは丈山が発案者と考えられているんですよ。