『晴れているので、モーツァルトでもいいでしょうか』（村上 龍）

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　『晴れているので、モーツァルトでもいいでしょうか』

　ミツイシがそう提案して、ひょっとしてクラリネットとかバスーンのコンチェルトかなあ、とカツラギがモニタをみながらつぶやき、わたしも晴れた日にはよく聞きますね、とうれしそうな表情になった。

　『まあ、晴れた日に、モーツァルトのクラリネットとかホルンとかの協奏曲を聞くというのは、定番と言えば、定番ですけどね』

　ミツイシがそう言って、軽やかな感じのクラシック音楽が適度な音量で流れてきた。心地いい音楽だと思った。

（出典： 村上 龍 著　『オールド・テロリスト』文春文庫 P.440 より）

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　引越し後初めて、わがモーツァルト探究のきっかけになった曲『クラリネット協奏曲 K.622』を通して聴きました。やはり素晴らしい名作だといつも思います。ほぼ最晩年の最後の協奏曲。クラリネットという楽器がとても好きになりました。吹いてみたい気持ちはまだあります。ＣＤもオーケストラのカラオケが入ったものも手元にあります。自分でこのカラオケをバックにソロをやる気でおりました。まだ諦めてはおりませんが。。。　写真はそのスコアと、村上龍さんの小説の該当ページです。だいぶん荷物から出てきました。

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　ついでにＭＤデッキも動作確認、再生は完動しますので何枚か聴いてみました。実はＭＤ、かなりの枚数があり、かなり自分で録音してインデックスまで作成したものも多いのです。カセットテープと違いトラックの移動が自由にできるので、飛ばしとばしで聴いてみました。我が30代40台の音楽がそこに凝縮されていますね。その頃はＣＤはまったく買っていず、気に入ったものだけをＦＭ放送から録音していました。
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　ＭＤから出てきた中島みゆきの『六花』。YouTube 検索をしたらこんなのにぶち当たりました。

中島みゆき作詞・作曲『六花』ピアノソロ：1894年ベーゼンドルファー社製ピアノ（ウィーン式アクション／85鍵）使用

https://www.youtube.com/watch?v=OaGTMAp41SI