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「LAMB ラム」レビュー☆

2023年01月15日 01:31

「LAMB ラム」レビュー☆

ノオミ・ラパス主演他。禁断が産まれる。羊から生まれたのは、羊ではない“何か”―山間に住む羊飼い夫婦イングヴァル(ヒルミル・スナイル・グズナソン)とマリア(ノオミ・ラパス)。ある日、二人が羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。子供を亡くしていた二人は、“アダ”と名付けた存在を育てることにする。奇跡がもたらした“アダ”との家族生活は大きな幸せをもたらすのだが、やがて彼らを破滅へと導いていく―。世界が騒然、そして絶賛!禁断ネイチャースリラー

4/10点!!荘厳な映像美の中、ノオミ・ラパス演じるマリア激情とアダという存在の異質さが際立っています。アダの破滅を呼び込むかも知れない異質さが、最後まで物語の緊張感を保っています。羊の何だかものあり気だけど感情の読めない表情をしていて、こちらの写し鏡みたい。羊の母子の結びつきは強いので、母羊からアダを完全に取り上げるシーンはとても悲しかったです。もうこの時点で天罰に遭っても仕方ないっていう。人間の欲深さが恐ろしい。人間はさも当然のように他動物から子を奪うけれど、感情のある動物なら、悲しくて辛いのはどの動物でも同じです。自分たちだけを別格扱いする人間への警鐘だと感じました。数千年にわたり、奪い続けた人間にはどんな罰が待っているのだろう?オリジナル脚本ではあるけれど、とても寓話的かつシンプルで胸を突かれました。ただし、とても静かな作品なので眠い時に観たら寝ます(^^;) 2022年公開。

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