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【お題日記】自分の好きなところ

2018年06月03日 17:36

今年はデメキングが現れる年だとさっき気がついた。

デメキング宇宙怪獣

今から9年前になぎだ武主演で映画化された、いましろたかしマンガのお話。

浦沢直樹20世紀少年元ネタでもある。


主人公の蜂谷は天才と書いたヘルメットを被りバイクに乗っている高卒ニートであるが、1970年の瀬戸内での話なので今とはちょっと趣きが違う。蜂谷はなにかをやりたいが何をすればよいかわからない、悶々とした日々を過ごしていた。

が、彼はあるものを見つけたことで人生が大きく変わる。

もう一方の主人公が田ノ浦少年団。
中学2年の亀岡小学生3人で結成された探偵団。中学2年なのに小学生と連むしかできない亀岡キャラもとてもわかりやすいが、なかなかよいやつだ。

田ノ浦少年団は夜になると明かりがつく、といわれる廃船を探検することになる。
そして、彼らはそこで蜂谷に出会う。蜂谷は一言言う。
「戦うんや、デメキングと」

この謎の言葉の意味を解くために彼らは蜂谷を探り彼がなにかを隠していることに気づく。

その隠された何かを探すのがこの映画の一つのメインだが、昔々、近所の小学生と遊んでいた中学生だった自分には懐かしくて楽しい。まさにこんな感じ、しょうもない青春(笑)

だが彼らは実際に蜂谷が隠しているものを見つける。それは巨大な怪獣の足型。


蜂谷は巨大な足型が魚拓された布と平成30年と書かれた手紙を発見していた。

平成30年というのがいつのことかわからないが、その時に宇宙からデメキングという怪獣がやってきて世界が破壊されると書かれていた。

蜂谷は夢を見るようになる。

自分は年を取り予備校の教師をしている。
そこに巨大な隕石が降ってきて中から怪獣が現れ自分の教え子たちが殺されてしまう。

この未来を変えるために蜂谷はデメキング襲来に備えはじめる。その基地である廃船である日彼は夢で見た教え子たちにそっくりな少年達に出会う。
田ノ浦少年団と名乗る彼らは未来の自分の教え子の親だ!

蜂谷は故郷を出て東京に向かう。

いつかわからない未来デメキングが現れる時のために、1970年の東京で彼はただ一人生きていく。


映画はここまで。

1970年から48年。当時18歳だった蜂谷も60半ば。

彼は48年をどう生きたのだろう。

誰も知らない未来のために一人でどう生きたのだろう。


映画自体は結構ほのぼの系の退屈なお話かもしれないけど、なんとなく心の片隅に引っかかっている映画。

蜂谷は変わり者で狂気を感じさせるかもしれないけど、いつかわからない未来にやってくるものに備えて生きているのはみんな同じだもの。

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