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成程話:日々を幸せに生きる

2017年06月18日 23:51

「日々を幸せに生きる」お話です。


最近、今を幸せに思えないという悩みをよく耳にします。
これから先どうなるか心配されていたり、嫌な思い出がどうしても忘れられないという方もいらっしゃるかと思います。
仏教では、過去や未来ではなく、今ここでの出来事に集中することが大切だと考えます。
たとえば、お釈迦さまはこんなことをおっしゃっています。
「もう終わったことをいつまでも考えたり、まだ起きていないことに悩んだりしないように。
過去はもう終わったことで、未来はまだ来ていないこと。
だから、今すべきことをよく見つめて、それに集中しなさい。
今日しなくてはいけないことを一生懸命やるのです。
明日死んでしまうとしても、そのことは誰にもわからないのです」
私たちはなぜ、未来や過去のことを考えるのでしょうか。
その理由はいろいろ考えられますが、究極的には「幸せになりたい」と願っているからではないでしょうか。
幸せになるためには、過去や未来の問題を解決しなくてはならない。でも、過去や未来のことは考えても考えても解決できない。
だからそのことが頭から離れないのです。
不安を解決して幸せになりたいと願うなら、過去や未来を変えようとするのではなく、そのことをどうしても考えてしまう今の気持ちに向き合いましょう。
現実は変えられませんが、そのことで悩んでいるあなたの気持ちは変えることができます。

小さな心から抜け出すお坊さんの1日1分説法
彼岸寺 著
永岡書店


幸せに生きる秘訣は「今を生きる」ことです。
最澄の言葉に「道心の中に衣食(えじき)あり、衣食の中に道心なし」というものがあります。
「道心」とは何かを成し遂げようとする気持ちのこと。
「衣食(えじき)」とは着るものや食べるもののこと。
つまり、「自分の使命を成し遂げようとするならば、食べ物や着るものに困ることはない。食べ物や着るものばかりを求める人には、何かを成し遂げようとする心がない。道を求めて真摯に生きれば、自然と生活もついてくる」という意味になります。(同書より)
これは、今さえ良ければいい、将来のことは考えなくてもなんとかなるという意味ではなく、毎日すべきことに一生懸命取り組んでいれば、無駄なことに浪費することもなく、その姿を見て仕事を認めてくれる人や助けてくれる人が自然と現れるという意味です。
将来は、今の積み重ねの先にある。
今が幸せに思えないのは、今すべきことに向き合わず、全力を投じていないからです。
過去や未来に思考が働いているとき、目の前のことに集中できないものです。
それはちょうど、バックミラーを見ながら運転する車のように、後ろが気になってバックミラーを見過ぎで危ないでしょ。
たまに後方確認するくらいで十分です。
未来ばかり見る人は、ナビの目的地周辺の地図ばかり見ているようなもので、それも危ない。
たまに確認するくらいが丁度いいです。
現在の運転に集中し、走行した方が安全ですよね♪
人生もきっとそうでしょう。
バックミラーやナビも時には確認した方がいいけど、「今」にどれだけ集中できるかが大切ですね(*^_^*)

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