旅行と聞くと思い出す②

あれはちょうど1年前のこと…

あるアーティストが九州でライブをするということで、観光がてらライブを見に行くことにした。

そのライブはお盆近辺にあり、飛行機料金は繁忙期ということもあってものすごく高かった。

ここで俺は考えた…


夜行バスだったら安いんじゃね️と…


毎度俺の考えは安直でおバカで無知の固まりだった。当時もう28歳なのに…

その考えの通り俺は行動。

その時期にしては格安の料金で夜行バスを予約できた。

バスは4列シート、コンセントがついていなく、車内トイレ付きとのことだった。

新宿から九州の小倉までの主要時間…


14時間…


まあ寝ちゃえばすぐ着くだろう。

夜行バス初心者の俺は楽観的に考えた。

それに帰りは飛行機を安く予約できたことで、俺はもうライブのことしか考えていなかった。


一日千秋の思いで待ちに待った当日。

仕事を早めに終わらせて残業せずに帰宅。先日準備しておいた旅行カバンを片手にいざ新宿へ…

早く着きすぎたので待合室で待機。

やっとバスの発車時間となったので乗り場に移動。

席は…


通路側だった…

まあ夜行バスはカーテンがしまってるし、通路側だったらトイレ行くのも楽じゃね️とまたしても俺の楽観的考え。


しかしそれは地獄の始まりだった…


俺はバスですぐ寝た。コンセントがないのでスマホをいじってしまえば電池があっというまになくなることは明白だったからだ。

最初のパーキング。

俺はとなりの人に起こされた。

通路側の宿命ということだろうか。

まあ仕方ないだろうと俺は起きて席から立ち上がりどいた。ついでにトイレに行った。

そしてこの行動を俺は毎パーキングのたびにすることになる…


となりの人はヘビースモーカーだったのだ…


何回も起こされれば寝にくくなる。

そして寝れなければ他のことに目が向くのだ。


尻の痛みだ。


ずっと尻を安いからそこまで柔らかくない座席にくっつけておくのだ…

ものすごく痛い。

尻が二つに割れるかと思った。←もう割れている

なおかつお盆近辺の繁忙期…渋滞がすごい(小並感)

この地獄は16時間続いた…2時間乗車時間伸びた。


小倉に着いたとき俺はある種の解放感に満たされていた。

尻は二つに割れ、寝不足だというのに…

そして悟った。


夜行バスは二度と乗らない。と…


これが九州での思い出…

もちろんライブは最高でした。