いいんだよ･･･

孤独な夜が来る

誰もが　喜びのパレードで　騒いでいる

ダークブルーの光の陰

PAT METHENY GROUPの「Above　The　Treetops」を

水割ウヰスキーを飲みながら　一人聴いている

大丈夫だよと言ってくれる人が　欲しかったと

淋しげなギターメロディー　

哀しいときや　辛いときは

いつ終わるだろうと　思えない

でも、

雨も　風も　雪も　嵐も

それは　いつか　終わる

それで　いいんだよ･･･


PAT METHENY GROUPの「How Insensitive」が流れている

ベースの低音が　風のように　響く

なぜあの時　さよならと　言えなかったんだろう

息を吸うように　息を吐くように

心の波が打ちよせ　砕けていく

波が打ちよせ　返すように

ため息をつき　深呼吸する

息をしている

自分に　生きる力があるという事だ

何も出来なくても　輝やかなくても

いいんだよ･･･


PAT METHENY GROUPの「Always ＆　Forever」が聴こえる

アコギの　静寂な　余韻

あの時　素直に　「ありがとう」と　言えなかった

流れるままでいた･･･

救いを求めるだけで　なにも出来なかったけど

なにかをしたいという気持ちは

このまま　もち続けていこう

だれかが　

ぼくを　ほめてくれた　言葉はわすれない

それで　いいんだよね･･･