【良い子の諸君！】何回も見る夢ってある？

夢の世界。
ステファン「良い子の諸君！」
相方はいない。
ステファン「夢の世界にようこそ！ゆっくりしてってね」

悲劇を回避したため第二次世界大戦も起こさず仕舞いのドイツ。そこがステファン・ヒットラーの住む夢の世界だった。

茜「…おはようですぅ～」眠そうな茜が紛れ込む。ここでは大日本帝国から来た留学生という設定だ。
しかし、茜からすれば夜寝たらこっちに紛れ込む(日本とドイツの時差のため)ので睡眠不足おびただしい。

ステファン「茜ちゃんだ♪(むぎゅうう)お兄ちゃん元気？」
茜「東京…げふんげふん…帝都でぴよぴよって元気してますっ」
ステファンと茜はまるで双子のように容姿が似通っている。
茜「ステちゃんは元気です？」
ステファン「今日も町おこしが大変よ～。茜ちゃんも手伝ってくんないかな」
茜「無理無理無理無理！」
ここで夜まで手伝ってたら、日常生活に支障をきたす。
具体的に言えば授業中居眠りしまくりになる。
ステファン「学校かぁ～。私も通ってみたいなぁ」
町おこしは進んでも、まだステファンが学校に通えるような程度の経済回復はしてなかった。
悲劇を回避したらしたで、色々大変なようだ。

茜「うーん難しい」
自分の夢の世界の話だから他人に相談するわけにも行かないし。
麻衣子「おはよー」
茜「はぁ、誰か助けてくれないですかねぇ」
麻衣子「おはよーだってば」
茜「いませんね～」
麻衣子「無視すんなっ……あれ？」
麻衣子の拳はすり抜けた。夢の部外者は認識されてないようだ。
麻衣子「どういうことなのよ！」
多分麻衣子の魔法の才覚が起こした現象なのだろう。
他人の夢に迷い込むとは。
麻衣子は透明人間状態でドイツの町並みを見物するしかなかった。


ちゃんちゃん？