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日本の子守歌。五木の子守歌

2012年05月18日 12:01

日本の子守歌。五木の子守歌

母親が子供を寝かせる愛に満ちた歌ではありません。子守するために、年季奉公に出された守子達の歌であり言うにいわれぬ子守の辛さ、悲しさをこめた歌である。

 五木の子守唄(いつきのこもりうた)熊本県球磨郡五木村に伝わる子守唄
熊本県球磨郡五木村は、秘境平家の落人伝説が 残る土地
歌詞の あん人達ゃ よか衆 とは 年貢米の余りをもらった人たち
貧しい農民は、田畑を耕し 子供たちは、口減らしのために
奉公にあがったと言います。
奉公先を変えながら (お盆が過ぎたら もう ここには いない)
いつかは 故郷の五木に帰りたい・・・





本来「子守唄」は、(子供を寝かしつけるための歌)ですが、五木の子守唄は、
守り子唄(もりこうた)と言って子守をする少女が、
自分の不幸な境遇など 歌うことで 自らを慰めていた・・歌なのです。


五木の子守唄 歌詞の意味 

おどま→(私は、私たちは )
盆ぎり →(お盆まで)
くぁんじん
(勧進は社寺仏閣の
建立等の為の寄付募集。→
転じて、こじき 
ぐぁんがら (空き缶)
打てさるく
(打ちながら歩き回る。
打ちながらうろうろする)
ちょか( やかん )
ままたゃて (飯を炊いて )
ろ 「ど」のこと、「どう」→(神社のお堂のこと)
泣ゃてくりゅか (泣いてくれようか)
やみゃ( 山 )おかん端ゃおかんは往還(おおかん、人通りの多い道)
道端のこと むぞさ 可愛さ、むぞか(可愛い)の名詞
おらす (居るの敬語 )いこごたる (行きたい )



五木の子守唄の謎

おどま盆ぎり盆ぎり 盆から先きゃおらんと 
盆が早よくりゃ早よもどる
(子守奉公も盆で年季が明け 恋しい父母がいる古里に帰れる
日が待ち遠しい。)
おどんが打っ 死 ( ち ) んだちゅうて だいが泣いてくりゅうか 
うらの松山蝉が鳴く
(遠く離れた所に子守奉公にきて私が死んでも 
だれも悲しまない ただ蝉が鳴くだけでさびしい。)
おどんが打っ 死 ( ち ) んだら  住環 ( みち ) ばちゃ
埋 ( い ) けろ 通るひと 毎 ( ご ) ち 花あぐる
(私が死んでも墓参りなどしてくれないだろう 
それならば人通りがある道端に埋葬してもらったほうが
誰かが花でもあげてもらえるだろう。)
花はなんの花 ツンツン椿 水は天からもらい水

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