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社員を大切にする会社@本の紹介7

2012年03月22日 20:34

社員を大切にする会社 5万人と歩んだ企業変革のストーリー ヴィニート・ナイアー

日本のタイトルって、何でこうもクソなんだ?
勝手に変な訳をつけるなと。翻訳家の気ままと出版社金満主義が全てを捻じ曲げてくれる。
。。。というのは置いておいて

英語のタイトルをそのまま書けば

Emplyees First, Customerssecond
Turning Conventional Management Upside Down

従業員第一、顧客第二
そのままのタイトルで出した方がよっぽどインパクトがあり、売れると思うが。
日本においては顧客第一主義、どころか顧客神様なので、受け入れなれないとでも思ったのだろうか?

タイトルからして最近の日本企業に対する俺の思いに十分答えてくれる読み物だろう
そういう期待感の下でこの本を読んだ。

全てが想像以上でしたが。

日本企業ではとにかく給料が下がり、業務は破滅的に増加し
役職者がメールに追われ、国が、経営陣が、部長が、、、、、全ての周辺環境が不必要な仕事を作り、従業員を疲弊させている。

給料が下がるのももちろんのこと、年金保険の負担も若者に乗せ、消費増税などといってはまた若者に乗せ・・・
(その話はまた今度するとして。消費税は平等とかいう馬鹿がたくさんいるが、何も平等ではない。)

あなたは会社が好きですか?
何よりも仕事を一番に考えられるくらい仕事が好きですか?
熱中していますか?

一分を惜しんで仕事のための勉強をしていますか?
明日できることも全部今日こなして、どんどん新しい仕事を手に入れて、実行していますか?

それがNOであるのが、日本企業の殆どの人の実態である。

自分の仕事も楽しくできない人の作ったものが
顧客の満足度を上げられるのですか?

ありえないですよね?

もっともっと会社を好きになる政策をする。
人事や総務は「従業員がのびのびと価値を稼ぎ出すためのバックアップをする」
それが当たり前の世界のはずである。

それを追求するとどうなる?
どんどんコアヴァリューに対し責任を下ろしていく
会社の全てを透明なものにしていく

・・・そのやり方の全てを語ったのがこの本である。

言うのは簡単、読み物として楽しむのも簡単
しかし、特にこれを日本企業に導入するのは、まぁ不可能でしょう。

でも、その一端でも組み入れることができたなら。

SonyがAppleに負けるなんてことはなかったのだろう。

様々な価値を生み出すスーパー技術者達を押さえに抑え、会社が吹っ飛ぶ寸前まで
自分が責任を取りたくないからと価値を壊すのが仕事の人達は
価値を壊し、げんぞゆを維持しようとして、実際のところ同業他社に打ち負けていくことによって給料をもらっている。

そんなおかしなことがなくなるために、この経営法を取り入れたら。。。。

この本は経営のイノベーションを見事に実践した会社である。
日本にもそれに近い会社が実はある。

栃木群馬
未来工業って知ってますか?

社員は全員家族のようで、全ての発想を大事にし、
会社の数字は入って1日のものにもすべからく開示される。

そうでなければ会社を自分の家族として好きになるのは不可能だからという
社長の考えからだ。

業態の問題で、爆発的な成長をすることはないが
大手の1/1000規模のこの会社は、ダントツシェアトップなのである。
(給料も地域ナンバーワン)

日本の伝統的な企業がもっともっと透明性を持ち
価値の創造に対し、適正な評価と適正な権限配分と、責任の配分をできれば

日本はまた返り咲くだろう。

このデジログへのコメント

  • ろんろん 2012年03月24日 11:25

    > ひよひよさん
    個人で成果が出て、それが評価される仕事っていいですよね。
    メーカーなんかだと個人で全部できる仕事ってまず一個もないのですよ。

    すげー話聞いてみたい><b

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