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ライフライン

2005年06月08日 00:41

断水です。
水が出ません。

思えば便利な時代です。
蛇口を捻れば水が出る。
スイッチひとつで電気が点く。
コックを回せばガスが出る。
などなど。

僕たちはそれらを享受することによって生活を成り立たせています。
水や電気のない生活なんて考えられませんね。

これらは本当に当たり前になりすぎて、便利な反面で危うさを抱えています。
ライフラインの断絶。
ひとたびそれが起これば、文明的な生活は途端に瓦解し、一気に原始レベルまで落下します。
わかりやすい例が新潟県中越地震ですね。
あの光景ライフラインを失った人間の姿を現しています。

さて、水を得られない生活は悲惨です。
電気が止まるというのも困りますが、生活により直結しているという点で水が止まることのほうが大変です。
電気供給されないとパソコンも起動できませんし、ケータイバッテリーが切れてしまえば無用の長物です。
それ以上に冷蔵庫がやられますから生鮮食品は打撃を受けますね。
まあ、パソコンケータイがなくても生きていけますし、缶詰やレトルト食品がありますので何とかなるかもしれません。

しかし、水は生命維持に関わってきますから重要性は電気より高いですね。
喉が渇いても潤いを得られません。
人間は水分を多く内包していまして、その内の20%を失うと死に至るといわれています。
ですから、水分補給というのは非常に重要であるのです。

更に今の季節は汗をかきやすく、それを流すことができないのも困りものです。
断水は明日(日付が変わりましたので、正確に今日)の午前8時までなのですが、実はエンドウさん、まだ風呂に入っていません。
幸いといいますか、事態を見越してしっかり溜め湯をしていますので、シャワーは無理にしても入浴は十分に可能です。

入浴を欠くというのは、男性はもちろんのこと、特に女性においては著しい問題ではないかと思います。
汗というのは本来ならば体温調節の機能なので忌避するべきものではないのですが、やはり鬱陶しいですからね。
臭いがありますし、ベタつきます。
薬局に行けば制汗スプレーやふき取り紙が大々的に販売されていますから、その程が伺えます。

水がないというのは、ただ単にそれがなくなるだけではなく生活の中のいくつかの行為が連鎖的になくなるということです。
かつては井戸水などで生活していましたから、生活に水を欠くという事態は少なかったのではないかと思います。
いうなれば水は自分で手に入れるものでした。

しかし現在は、水は与えられるものとなっています。
生活の要を供給に頼る日常。
先にも少し述べましたが、改めて考えればこれは非常に危うい生活です。
ライフラインが絶たれれば自活できません。それに頼ることを前提とした生活を成り立たせてきましたから、自活なんてできるはずがありません。

コンビに行けば水が手に入るじゃないか。
確かにその通りですが、それは飲料あるいは調理用に限った話ですね。
水を大量に消費する風呂に入るなんてとんでもない贅沢となって、適わないことでしょう。
それに、その水にしても数に限りがありますから、生活をまかなうにはとても足りません。
やはり快適な日常生活は水道水に頼らざるを得ませんね。

断水は一時的なことなので、今は不都合ですがやがて回復します。
ですが、もし半永久手に止まったら。
特に東海地震も懸念されていますから不安は募ります。
震災を生き延びても、その先の生活を生き延びることができるのかなあ・・・とも思います。

水の出ない蛇口をきりきり回しながら、そんなことを考えてしまったエンドウさんでした。

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