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あこがれの旅の宿

2023年11月04日 10:50

あこがれの旅の宿

令和の時代となってはすっかり死語だろうけど
まだ私が幼いころは「逆さクラゲ」という言葉が生きていた。

その頃は今以上に夫婦以外の男女が
簡単にセックスできる場所は限られていたのだけれど
いまでいうラブホテルみたいな場所には
必ずと言っていいほど「」のマークを掲示していた。
これがクラゲがひっくり返ったように見えるから「逆さクラゲ」。

そしてこんな場所のことを「連れ込み旅館」とか
単に「連れ込み」とか呼んでいた。
なんて直截的!

これも死語だけど、戦前の「赤線売春街)」の名残か、
たいてい木造2階建てくらいの古い旅館建築
廊下に面した間仕切りも襖(ふすま)だった、と思う。
なにしろまだ子供だったから実際は知らない。

それが何時の頃からか、木造は鉄筋になり
名前も「ラブホテル」とか「ファッションホテル」とか
「連れ込み」という名前の響きに抵抗のある、
それでもセックスはしたい女子向けになっていった。

さて、現在の旅館でのセックスだが
別に問題ないんじゃないか?
そういえば我が家の次男を種付けしたのも
家族旅行温泉旅館だった気がする( ´艸`)

秘密の恋の相手たちとはほとんどラブホテル利用で、
一般のシティホテルを使ったのは2,3度だろう。
日帰りデートが基本で一般のホテルが使いづらかったのと
やはり声に気を遣うからね。

でも本当に好きだった人とは
ひなびた温泉旅館に泊まって
ゆっくり湯に浸かったり、美味しい食事をしたり
二つ並んだ布団を寄せたりして
ゆっくり夜を楽しみたかったなぁ、とは思う。
心から。

このウラログへのコメント

  • femme fatale 2023年11月05日 20:18

    逆さクラゲ、なるほど!
    父はケチで新婚旅行に連れ込み旅館利用し母はいまだにその時の話しをします。それもよい思い出?(笑)

  • 穂高 2023年11月06日 09:05

    > femme fataleさん

    お父上、合理的と言えば合理的( ´艸`)

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