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雨あがりの夜空に

2022年12月20日 13:59

雨あがりの夜空に

昔、この歌の歌詞を「女性自動車に例えるなんて女性蔑視だ。」「しかも下ネタを歌うなんてヒドイ」「ふざけて歌っている」「女性自動車に例えるなんて女性蔑視」であると騒いだ方が、いらっしゃいました。
#甲本ヒロト #忌野清志郎 #RCサクセション
忌野清志郎甲本ヒロト『雨あがりの夜空に』Live動画
https://youtu.be/A-m32rRbHm4

[この雨にやられて エンジン いかれちまった]
[俺らのポンコツ とうとう つぶれちまった]

愛車の故障から始まりですね。

ちなみに清志郎さんの当時の愛車は日産サニークーペでした。
私も、サニークーペに乗ってました。

サニーというと絶版する頃には商用車かおじさんグルマでしたが、当時は競技用のベース車として重宝されレースでも活躍していました。

早い話が、スポーツカーということです。

[たんだ Hey Hey Baby]
[バッテリーはビンビンだぜ]
[いつものようにキメて ブッ飛ばそうぜ]
困惑しています、バッテリーはあがっていないのにエンジンが掛からない……。

いつものように元気よくエンジンが回って、走りたい感情を露わにしています。

エンジンキーを回すと、バッテリーの電圧を示す電圧計の針が「ふんっ」とばかりに持ち上がってきます。

その感じが何かに似てビンビンなのでしょう。ご想像にお任せします。

今の自動車エンジンキーを回さないので注釈をつけますと、スタートボタンエンジンが掛からないように軽く押すと針が動きますよね?あの状態のことです。

[そりゃひどい乗り方したこともあった]
[だけどそんな時にも おまえはシッカリ]
[どうしたんだ Hey Hey Baby]
[機嫌なおしてくれよ]
少々乱暴な運転をしても、シッカリと応えてくれるいい車でした。

自動車の調子が良くないことを「機嫌が悪い」と表現するのは車好きには良くあることです。

修理で、整備工場に預けることを「入院」と表現したりします。

[Oh どうぞ勝手に降ってくれ ポシャるまで]
[Woo いつまで続くのか 見せてもらうさ]
もうどうにでもなってくれとさじを投げています。

雨が降ると濡れてしまいますね。

こんな関係いつまで続くのか?という疑問さえも楽しんでいる余裕があるとも取れますね。

[こんな夜に おまえに乗れないなんて]
[こんな夜に 発車できないなんて]
サビの2行ですが、ここだけ聞くと自動車の話だと思いづらいですよね。

自動車で出発することを「はっしゃ」という人はあまりいないと思います。

路線バスぐらいでしょうか。

初めてここのパートを聞いた時に、衝撃を受けました(色々な意味で)。

だって「お前に乗れないなんて」ですよ!

[こんなこといつまでも 長くは続かない]
[いい加減明日の事 考えた方がイイ]
[どうしたんだ Hey Hey Baby]
[おまえまでそんな事いうの]
[いつものようにキメて ブッ飛ばそうぜ]
「明日」解釈によって変わると思いますが、夜通し求め合う2人が明日の事を考えないとヤバいのか、それともこんな関係でいつまでもいられないから将来のことも少しは考えた方がイイのか。

「おまえまでそんなこと言うの」から後者が強いように思われます。

スネちゃった?彼女に再びアタックします。「いつものように2人でブッ飛ばそうぜ」と。

[Oh 雨上がりの 夜空にかがやく]
[Woo 雲の切れ間に]
[散りばめた ダイヤモンド]
[こんな夜に おまえに乗れないなんて]
[こんな夜に 発車できないなんて]
雨が上がって、雲の合間から見える星々がキラキラダイヤモンドのように輝いています。

ロマンチックムードですね。

[Ah…おまえについてるラジオ]
[感度サイコー]
[すぐにいい音させて どこまでも飛んでく]
[どうしたんだ Hey Hey Baby]
[バッテリーはビンビンだぜ]
[いつものように キメてブッ飛ばそうぜ]
ここが一番の問題となった箇所でしょう。

ラジオには、それは色々な部品がついてますよね。調整するダイヤルとか、何をどう弄るのかは置いておいて、感度が素晴らしい。

そんな感度サイコー彼女はすぐにいい声を出して、どこまでも昇っていくのでしょう。

ここで再びバッテリーはビンビンだったようです。

[Oh 雨上がりの 夜空に流れる]
[Wooジンライムのような お月さま]
[こんな夜に おまえに乗れないなんて]
[こんな夜に 発車できないなんて]
月が綺麗な様子をジンライムに添えられたライムに例えています。夜空に流れるというのも、ロマンチックですね。

このライムが、輪切りか、半月切りかは想像するしかありません(というか歌詞の内容的には重要ではないですね)。

カクテルグラスに刺すなら半月切りですし、浮かべるなら輪切りでしょう。

満月を見ると変身するオオカミ男のように、月の満ち欠けは人間の体調に影響を与えるといいます。

夜空もお酒デートには欠かせないことも多いですから、おのずと想像してしまうのは確かですね。

もしかしたら、清志郎さんも満月を見るとワイルドになっちゃうタイプだったのでしょうか。

◎今では、愛車に例えることは蔑視などころか「特別な存在」と気づかれて、彼女の気持ちも沈静化されたようです。





☆☆☆ 歌詞 ☆☆☆
この雨にやられてエンジンいかれちまった
俺らのポンコツとうとうつぶれちまった
どうしたんだ Hey Hey Baby
バッテリーはビンビンだぜ
いつものようにキメて ブッ飛ばそうぜ

そりゃあ ひどい乗り方した事もあった
だけどそんな時にもおまえはシッカリ
どうしたんだ Hey Hey Baby
機嫌直してくれよ
いつものようにキメて ブッ飛ばそうぜ

Oh どうぞ勝手に降ってくれ ポシャる迄
Woo… いつまで続くのか見せてもらうさ
こんな夜に おまえに乗れないなんて
こんな夜に 発車できないなんて

こんな事いつまでも長くは続かない
いい加減明日の事考えた方がいい
どうしたんだ Hey Hey Baby
おまえまでそんな事言うの
いつものようにキメて ブッ飛ばそうぜ

Oh 雨あがりの夜空に輝く
Woo… 雲の切れ間にちりばめたダイヤモンド
こんな夜に おまえに乗れないなんて
こんな夜に 発車できないなんて

おまえに付いてるラジオ感度最高!
すぐにイイ音させてどこまでも飛んでく
どうしたんだ Hey Hey Baby
バッテリーはビンビンだぜ
いつものようにキメて ブッ飛ばそうぜ

Oh 雨あがりの夜空に流れる
Woo… ジンライムのようなお月様
こんな夜に おまえに乗れないなんて
こんな夜に 発車できないなんて

こんな夜に おまえに乗れないなんて
こんな夜に 発車できないなんて
☆ここまで☆


昔の自動車は、雨が降った前後や気温の低い朝は調子が悪くなったものです。

走り出したくなるような夜に、愛車の調子が悪いという状態を彼女との夜の関係に重ねて、その寂しさを歌ったという内容です。

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