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趣味は読書、尾崎一雄

2021年09月28日 01:42

何年生だったか忘れたが、小学生誕生日に父と母から、一冊ずつ本をもらった。
おやじ息子」という本と「末っ子物語」という本だ。
おやじ息子」という本は、著者も分からず、内容も覚えていないというか、多分読了していないのをだと思う。
末っ子物語」は赤い表紙の偕成社の子供向け文学全集の一巻で、尾崎一雄の作品だった。
それとは、全く関係なく、少し前に岩波文庫のコーナーで、尾崎一雄の「暢気眼鏡・虫のいろいろ」という短編集を買った。
積読の山の中にあったが、読んでみようと思って、今、読んでいる途中。
表題作の「虫のいろいろ」を読んでいる途中で、この作品は前に読んだことがあるのを思い出した。
「命冥加な奴」という言い回しが頭に残っていて、思い出したのだ。確か偕成社版では注が付いていて、それを読んだ覚えもある。
尾崎一雄についてはほとんど何も知らず、最初の「暢気眼鏡」を読んだ時、私小説作家なのだなあと感じた。 
子供向けの文学全集に入るくらいだから、もっと高潔な人かと思ったが、結構なだらしなさである。
葛西善蔵、嘉村礒多、最近では、西村賢太、そして西村賢太推しの、藤澤清造、車谷長吉など私小説作家をまた読みたくなってくる。
作品中では、体が弱く、短命に終わる運命を受け入れているようなところがあるが、年譜を見たら、85歳くらいまで生きていた。
分からないものである。
「虫のいろいろ」を読んで、偶然旧知の人に遭ったような懐かしさを感じた。
題名も作者の名も忘れた作品を、偶然手に入れて読むなどということは、一生無いと思う。

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